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脇役にこそ色がいる!

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「衣食住心」WITH 『色』
これはLustreの長年変わらない軸でありモットーです。
色はファッション(衣)だけではありません。インテリアやエクステリア(住)、フード(食)、そしてみなさんのハート(心)の中にもしっかり存在し、立派に価値を見出してくれています。
大切なのは、そのことに私たちが気づけるかどうか。ただそれだけのこと。
色が、光があるからこそ、私たちがこうしてお洒落を楽しんだり、お部屋作りを楽しんだり、お食事を楽しんだりできているのです。
どんなに素敵な真っ赤なソファがあったとしても、真っ暗な部屋ではその綺麗な色は目にすることはできません。
綺麗に盛り付けられたお料理も、お皿の色1つで美味しくみえるものも台無しになってしまうことさえもあります。
トレンドのワンピースだって、色味をちょっと間違えるだけで顔周りに大きな影を作ってしまいます(色って怖い!)。
ただぼっと暮らしていると、澄んだ心も荒んできてしまいます。
お部屋の明かりを意識したり、お皿の色をアレンジしたり、自分にどんな色が似合うか考えてみたり、とにかく身の回りの色を意識して暮らしてみる………こうしたちょっとした色との生活が、みなさんの身体や心を豊かにしてくれているんですよね。
中でもインテリア。これは日本人がもっとも苦手とする分野です。
先日も南青山にあるフランフランさんの路面店に足を運んできました。こんな都心のど真ん中にこんな夢のような建物が!というのが第一声です。店内は広く、商品の数もものすごい量です。でも、それより何よりこのフランフランさん、いえ、この南青山のフランフランさんが魅力的なワケというのは、もっと別のところにあります。明らかに他の店舗とは違うものが沢山感じられるのです。
それは何か
とにかくディスプレイが神秘的で中にいるだけでワクワクさせてくれるんです。
まるでディズニーランドに足を踏み入れてしまった、そんな気持ちになれます。
何にしようかな〜、どの色にしようかな〜、そんなカップルの会話が側から聞こえてくるとなんだかこちらまで嬉しくなってきます。洋服だけでなく、こうした小さなところでも色を楽しんでくれてる姿を目にすると、やっぱり色屋としてはこの上ない喜びだったりします。
フランフランさんの色出しは他のショップでは考えられないほど豊富で、配色力を鍛えるためにも時々立ち寄らせていただいています。そしてつい買ってしまうわけですね〜♪
でもこうした買物も、目的を持って行けば決して無駄なことにはなりません。
今でこそフランフランさんでもこうして扱ってくれてますが、私は自宅のドアの取手を20年前に青山のとある老舗のインテリアショップで1個2500円〜5000円もするフランス製のものに全部付け替えました。しかも色が全部揃わなかったので、ペンキで塗り替えたりもしました。
その当時は原価がいくら?なんてことも全く考えずに、ただ描いた夢にまっしぐら!でした。
今考えると最高の贅沢です。笑
どうしても普通の取手では日本の家屋では寂しく感じてしまったんですよね。でもどこを探してもなくって。それでやっと見つけたのが1個数千円もする個人の方が買い付けしてきたものだったのです。
今ではペンキもだいぶ剥げてしまってますが味が出て愛着を感じるまでになりました。あの時買って本当に良かったって思っています。
これこそ先行投資です。
選んで、見極めて、素早く投資する。
もちろんここには個人の価値観というものが関係してきます。ですがその価値観というのも、その人次第で大きく変化してくるものなのかな〜と思います。
ということで、フランフランさんには1個1000円以内で可愛らしい取手が売っていました。当時にはどこにもなかったものが、今はこうしてすぐ見つかる。本当に日本は何でも手に入る国なんだなと、改めて思えた1日でした。
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ちなみに取手をこうしてカラフルな色に付け替えるだけでお部屋が一変します。こうした小さなところから色遊びを楽しむのも大人だから出来る楽しみ方なのかな?って思います。おすすめですよ。
南青山のフランフランさん。
まだ足を運んだことがない!という方、こちらの路面店はとても楽しいですので是非遊びにいってみてくださいね。
あ、ここで1つ。ただ雑貨を見に行くのではなく、是非とも空間を楽しんできてください。トップ写真にもあるように、ここの素晴らしいところは商品の豊富さやスタイリングだけではありません。空間にこそ引き寄せられる秘密がいっぱい隠されています。