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空の色

昨日、友人カップルと食事をしてきました。
事前に2人は素敵なレストランをリザーブしておいてくれました。
そこはオープンテラスもあり、店内は天井も高く、椅子とテーブルは床と同系の木で揃えてあり、シンプルな中にも木の温もりのある心休まる空間を提供してくれるお店でした。勿論インテリアだけでなく料理も抜群!どの料理も濃すぎず薄すぎず絶妙のバランスでした。またお味だけでなく盛り付けが素晴らしい!お皿に盛り付けられた彩り綺麗な野菜たちはまるで1枚の絵画のようでした。料理人の愛を感じましたね。
全てお皿は白で統一されていたのですが、形は○、△、□と様々。濃い木目のテーブルに真っ白いお皿と、鮮やかな食材との間にはコントラスト感がいかされ、メインの料理を上手に引き立てていました。そして極めつけはやっぱりビール!キンキンに冷やされたグラスに注がれて登場した黄金色のビールは、今日一日の疲れを癒したいゲストの心を瞬く間に幸せな気持ちにしてくれたのでした。
Mちゃん、M子、素敵な場所に招待してくれて本当に有難うね。
さて、今日はレストランの話に加えもう1つお話したいことがあります。
(本当はここからが今日のメインだったりもする。)
それは「空」の色についてです。
先日自宅でのカラー診断の仕事を終え、打ち合わせ場所に向かっていたときのことです。地元の駅のホームに立ち、上をボーっと見上げていると屋根と屋根との隙間から見える空が目にとまりました。隙間から見えた空には、白いふわふわとした雲が列を作って動いていました。その色は白は白でもスノーホワイト(純白)ではなく、ミルキーホワイト(牛乳の色)をしていました。そしてその雲を引き立ててくれる陰の主役こそ私の目に留まった「空」でした。
私が見た時間はちょうど夕方5:50頃。冬だったら真っ暗な時間です。なのに空はまだまだ青く、私たちにしっかりと道案内をしてくれていました。
その日の夕暮れ前の空の色は、なんともすっきりとした色をしていました。真っ青な空ともいえず、かといって薄いグレーをした曇り空とも言えない微妙な色をしていました。ちょうど青に白い絵の具を気持ち加えたような色かな。
そう言えばここ最近東京では、見とれてしまうほどの真っ青な色の空など見ていないような気がします。
そんな風に思っていたとき、昨日の友人カップルがある写真を見せてくれました。そこに写っていたものは、まさに私が求めていた混じりけのない真っ青な空でした。それはモンゴルの風景写真でした。同じ地球に住んでいながら、全く違う色の空の下で暮らしている人が大勢いるのかと思うと、とてもせつない気持ちになります。モンゴルの暮らしぶりは貧富の差が激しく、話を聞いているだけで考えさせられるものがありました。
見る場所によって幾通りもの顔を見せてくれる「空」。例え色が違っても、あの広びろとした空が続く限り、私たちはそれぞれの国や文化の中で、家族や友人と共に生きていけるのかもしれませんね。
大きくて広い空を見上げていると、日ごろ悩んだり不安に思っていることがちっぽけなことに思えてきます。ふと思い出したときにでも「空」を見上げてみてください。きっとポジティブな気持ちになれるはず!