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なごみの色

今週はずっと雨模様が続いていますね。お陰でどうもいつもよりエンジンのかかり具合が悪い私。あの暑い日は何処へ?というような急激な温度差に体力がついていかず、正直驚きを隠せません。もっと真の内を明かすと、「まずい・・・秋物出してない・・・着る服がな~い!!!!」という感じが一番大きいでしょうか。朝会社に着て行く服が決まらなくてアタフタしてしまい、ふと鏡を覗き込むと朝からすさまじい顔をした自分とご対面。皆さんもこんな経験ありませんか?
そんなとき私はいつも、家にある草木を眺めます。すると少しだけ、ほんの少しだけですが心が和むのです。草木がなければ洋服でもクッションでも、なんなら冷蔵庫の中の野菜でも何でもOKです。緑色をした何かを見つけ、暫くじ~っと見つめてみてください。慌てている手を少し止め、しばらくじ~っと。すると、ほらね。なんだか心が楽になってきませんか?
緑色というのは色の種類の中でも「中間の色」と言われ、特別ポカポカ温かい感じを受けるわけでも、また寒々しい印象を受けるわけでもありません。つまりどちらにもよらない、中立の立場を保っている色といえます。そのため人は緑を見ると、「頑張るぞ!」とやる気を起こさせる色でもなく、「冷静にいかなくちゃ!」と集中力が高まる色でもなく、「ぼちぼちいきますか!普通が一番!」といったほどよい心の安らぎを与えてくれる、そんな大らかな色みに感じてくるのです。
また緑色は母の色とも言われています。私たちが緑に癒しを求めたり、安らぎを感じるときは心理的に満たさせてない現状から緑色に母の温もりを求めていることがあると言います。特に男性や幼い子供たちは、女性以上に、母親を愛するように緑を好む人が多いようです。母の色でもあり、愛の色でもある緑色は、私たちを幸せにしてくれる優しい色の象徴なのかもしれませんね。
ちなみに女性が緑を極端に好む場合には、母性本能が働いているときが多いとも言います。いま年下の彼に夢中!なんて人がいたら、周囲に緑色のものが増えてるかチェックしてみて!意外と昔より増えているかもしれませんよ~。