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トルコ日記 Vo.2

~飛んでイスタンブール~
飛行機で12時間かけてイスタンブールのアタテュルク空港に無事到着。機内では「ダイハード4.0」を堪能し、その後はいつの間にか夢の中でした。
国際線ターミナルから国内線ターミナルへ向かう途中、相方は「飛んでイスタンブール」を歌っていましたね。あ、知らない?ですよね。私もよく存じません(笑)。
そんなことより国内線ターミナルは思ったよりこじんまりしていました。出発まで時間があったので、カフェで一休みしようということに。でもまだトルコリラが手元になかったので、近くの売店で20ドル分だけチェンジしてもらいました。そして早速お店へ。
いや~驚きましたね。どこも禁煙ブースなどなく、もうモクモクとタバコの煙だらけ。トルコに着いて一番最初に感じたのが、なんて喫煙者が多いのだろう・・・ということ。あっという間に大事な黒髪がタバコの臭いで汚染されてしまいました。
ショーケースに美味しそうなお菓子が並んでいたのですが、ガイドブックによると相当甘いと記載。とりあえず手始めには飲み物だけにしました。私は勿論コーヒーを。値段は日本と全く同じでした。しかも美味しくなかった・・・涙。
s-IMG_0114.jpg ひと休みした後ターミナルから表に出て、外の空気を吸いました。深紅のトルコ国旗が冷たい空気の中ではためいているのを見ると「ああ、トルコにいるんだな」と実感。
s-IMG_0125.jpg 空港の中にいる人達を見るとみんな髭や眉毛が濃い!トルコはアジアとヨーロッパの境目に位置するのは知っていたけれど、住んでいる人達は中近東系の人が多いのかしら。それともたまたまかな?なんて色んな思いを抱えながら行き交う人たちを見ていました。
ここトルコはヨーロッパであってヨーロッパでない。アジアであってアジアでない。中近東であって中近東でない。世界で唯一つ、「トルコ」という国なんですね。
暫くして国内線を乗り継ぎました。中に入るとこれまた嬉しい悲鳴。少し深めのターコイズブルーの椅子がわたしたちを待ち構えてくれていました。しかも何故かビジネスに。思わずネイルと一緒にパシャ!いかがでしょうか?
s-IMG_0138.jpg s-IMG_0143.jpg 国の中央に位置するカイセリという町に到着。空港はとても小さくて裏寂れており、場末感満載。小雨がそぼ降るカッパドキアのゲートウェイとなる町にやっと着きました。
空港の外では日本語が堪能なイケメン現地人ガイドさんが迎えてくれました。ここから約1時間ほどマイクロバスに揺られていました。早速バスの中から気になるものを発見!あちこち目に付くカラフルなトラックや電車。思わず走行中の中、シャッターをきりました。
s-IMG_0170.jpg s-IMG_0171.jpg 後でガイドさんに話しを聞いたところ、トルコ人はイスラム教国でありながら比較的自由人で、好きな色を好きな用に塗っていることが多いとか。
暫くして私が目にしたものは、未だかつて見たことのない不思議な形をした岩の群れ。
見て見て~。この形。このキノコの形をした岩は人間が造ったものではないんです。自然に出来たものなんだとか。てっぺんに乗っているのが固い岩、塔の部分がやわらかい岩で、風雨の浸食によってこんな形になったのだそうです。それにしてもしめじみたいだよね(笑)。
s-IMG_0175.jpg この岩も面白い形をしていますでしょ。穴が開いている部分はかつての住居跡。4世紀前後にキリスト教修道士が住みついていたそうで、東京ディズニーランドなんかにありそうな岩だけれど、100%自然です。
s-IMG_0204.jpg 穴の中には見事なキリスト教の壁画が。ところどころ剥がれているのは異教の民による破壊活動によるものみたいです。12~13世紀頃に書かれたとか。
s-IMG_0204.jpg s-IMG_0213.jpg らくだの形をした岩。これを見ていにしえの修道士は神の力を信じたに違いないですよね。
s-IMG_0269.jpg ついでに私もパシャ!
s-IMG_0275.jpg 暫く見学したあとやっとランチタイム。洞窟レストランに連れて行ってもらいました。そのときのメニューはスープ2種にメインとデザートでした。今回はツアーに参加していたので、ツアーの仲間たちと一緒のお食事となりました。このときは後に仲良くなるとは思ってもいなかった。
. s-IMG_0283.jpg s-IMG_0290.jpg その後陶芸工房に見学にいき、カラフルな数々のお皿を見て本日は終了。
s-IMG_0307.jpg s-IMG_0310.jpg    s-IMG_0313.jpg カッパドキアは町の名前ではなく、この地域一帯の名前。幾つかの町や村で構成されていて、見所を歩いてみて回るのはとても無理です。車やツアーで回るのが絶対オススメです。ギョレメ、ユルギュップ、ネヴシェヒルといった町や村のうち、私たちが宿泊したのはギョレメのホテル。トルコの初日は大興奮のうちに終わったのでした。
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