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プロセスにこそ幸せがある

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少しずつ陽が落ちてきていますが、外はまだまだ明るいですね。
青山のお気に入りカフェにてモクモクとお仕事です。タイミング良く一番のお気に入り席に座れました!
でも今日はいつもとちょっぴり違うカフェタイム。こちらに置かれているピカソの洋書をお借りして、美術鑑賞を楽しみながらのお仕事スタイルをとっています。
なんとも贅沢な時間です。。。
ピカソと言えば私の大好きな画家の一人です。
昨年パリを訪れた際も真っ先にピカソミュージアムに足を運んだくらいです。でもタイミングが悪く改装中で、結局中に入ることが出来ませんでした。またパリを訪れる楽しみが出来た〜!と自分なりに納得させて、泣く泣くその場を立ち去りました。
そんな思い出深いピカソの作品集を美味しいコーヒーと共に鑑賞できるなんて、今日は幸せです。
ピカソの作品からは、なんとも言えない感性が味わうことができます。色の組合せについても、色の配分についても、学ぶことが山のようにありました。
人って、いつ、どこで、その才能が認められるかわかりません。ピカソの絵もそうですよね。
感性というのは、何が正解で何が不正解かなんてないからこそ、面白いものであり、夢があるのかなと思います。
もっと言えば、感性を楽しまない人生があるとしたら、それは楽しみの半分以上を失っていると言えるかもしれません。
才能というのは、その人自身が楽しみ、味わうからこそ、輝いてくるものだと信じています。
どんな人でもその人なりの才能は必ずあります。周囲が何を言おうと、それを大事にしていくことは決して無駄なことではありませんし、むしろ必要なのかもしれません。
ピカソの絵はまるで彼の表情のようです。彼の想いがそのまま色やカタチに表されている、そんな気がします。
普段の生活の中にも、気づいていないだけで多くの感性が渦巻いています。
「私は理論派だから…」という人も感覚を磨くことはいつからでも始められますし、磨けば磨いただけ輝いていきます。あとは自分の意識と自分を信じてあげること、これに尽きると思います。
現在が、今が充実していないと、未来はもっと充実してこない。でも先を、未来ばかりを気にする前に、今をできる限り楽しむようにすれば、もっともっとステキな人生を楽しめるんじゃないかなって、思うのです。
もっと言えば、今こそ、感覚的に捉えて行動していく力を鍛えていく時なのかなって。
きっとピカソも常に今を捉えながら描き続けてきたんじゃないかな。
人生の喜びというのは、必ずしも結果にあるとは思えません。色んな人と出逢えって、色んな仕事をして、色んな痛みを味わって、沢山笑っていっぱい騒いで……時に思いっきり泣いてみたり。
こうしたプロセスにこそ、人生の本質というものが隠されているんじゃないかな~と、目の前にあるピカソの絵を見ながらふと思いました。
「トータルで良かった」という考えもあるし、
「一瞬一瞬が喜びに満ちていて幸せだった」というのもありだと思います。
私のサロンにいらしてくださるお客様からよく
「もっと早くに七江さんに出会っていれば良かった」
という大変嬉しいお言葉を頂戴します。
この言葉に私はいつも同じ答えを返します。
「出会えないことのほうがずっと多いのに、こうやって出会えたのですから。ね!」と………。
遠回りだったとか、無駄だったとか、私も20代前半のときはよくネガティブに考えてしまっていました。ですがどんなことも、決して無駄なことなどありません。
遠回りだと思っていることも、実は近道だったりするのです。
「ここで断ったら次はないかも………」
ビジネスや恋愛に、こうした状況に置かれることってありますよね?
受け入れるのも、断るのも、私はどちらも正解だと思っています。
大事なのは、自分のなかでちゃんとした理由を作っておくこと、これに限るんじゃないかな。
どんな進み方であっても、決して後悔しないようにする。これが最も大事なんだと思います。
その時その時で遭遇するプロセスをきちんと味わっていく。
これからは、こうしたことが大切になってくるように思います。
そろそろ出ないと。
あ〜今日も長居してしまいました。
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上記の配色綺麗ですよね。さらに二冊の本を組み合わせて、新しい配色も作ってみましたよ〜