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シンプルの意味ってナンなんだろう

28℃って本当?
思わず目をこすって天気予報を覗き込んでしまいましたが、シャツ1枚で汗ばむということはそうなんでしょうね。
まだ5月の始まりではありますが、じわじわと夏に向けてスタートし始めているのかな。薄着の季節の到来ですね。
薄着でいられるっていいですよね。私は1年で一番好きです!冬のおしゃれより、夏のおしゃれのほうが断然気合が入ります(笑)。
というのも薄着になればなるほど着るもの自体は少なくなるわけで、となると、帽子やバッグ、指輪やネックレスといったアクセサリーでオシャレを楽しむことがしたくなるからです。
シンプルなTシャツとデニムというスタイルも好きですが、これってみなさんが思っている以上にセンスを伴います。いかに自分の身体に合ったTシャツやデニムを選べるかが勝負だからです。
いま、シンプルライフが注目されていますが、最終的に本当の意味でのシンプルを楽しむためには、まずは「自分を見る」「自分を知る」ことが出来ていないと中途半端で終わってしまうんだなって思います。
私もシンプルな生活は大好きです。自分の人生を通してこれが大事、これは不必要といったものを選べる力もついてきています。ですが日々、「シンプルに暮らすって簡単なようで難しいな・・・」って思っています。
オシャレもそうです。
シンプルなスタイルって、一見無難なように見えますが実は違うんですよね。
シンプルということは、見るものが限られているわけで、必要以上に実は見られている危険性がある!ということを心得ていなくてはなりません。でも色々とアレンジをしてあれば、見るところがいっぱいあるので、案外じっくり見られることがなかったりします。^^
色をあちらこちらに散らすというのもそうです。
個性的なものが苦手で・・・という発言をされる方がいらっしゃいますが、使い方次第で如何様にもシンプルと同じ、もしくはシンプル以上にスッキリさせることができます。しかもそれがその人に似合っているものであったらなお更スッキリ魅せることができます。
パーソナルカラーやパーソナルスタイルを知ることもそのきっかけになりますよね。
『自分をいかに自覚できているか』
これが勝負です。^^
人の目、人の価値感を受け入れすぎてしまうと、人はどうなってしまうのでしょうか。
考えてみたことありますか?
人は実に弱い生き物です。生まれたては当然無知ですし人の助けなしでは生きていけません。それがじわじわと成長していき、自分の考えを持つようになっていくと自分らしさというものが確立されていきます。
でもあまりにも混沌とした毎日や複雑な世の中に身をおいていると、つい何が正しくて何が大事かといったことがわからなくなっていきます。
みなさんも一度や二度くらい身に覚えがあるのではないでしょうか?
これからの時期、スリム、ダイエットといった巧みな宣伝についつい心を奪われていきます。特に女性は、夏のダイエット記事に本当に弱い生き物です。^^;
でも全員が全員、目の前の魅力的な餌に心を奪われるかといったら違いますよね。
自分の強い意志、信念を持っている人は、いえ、持っているだけではダメですね。信念をしっかり理解している、熟知している人といった方が正しいかな。こういう人は、本当に自分が価値をおいているものが何なのかを心得ているので、「今何に力を注げば良いのか」「どんな道を歩んで行けば良いのか」が多少なりでも見えてきやすいのかなって思います。
もちろん、歳を重ねれば重ねるほど、特に女性は、人生の選択肢が山のように追いかぶさってきます。実際今私も、この選択肢に押しつぶされそうになることがあります。心ではわかっていても、頭ではわかろうとしていなかったり、目を背けてしまったり、本当に色々です。
でも自分の信念を持っているのといないのとでは、やはりある時点で大きく道が分かれてきます。
私はアラサー、アラフォーといった今を輝く女性たちと沢山お会いしてお話しを伺ってきていますが、みなさん同じような悩みに必ずといっていいほどぶつかっては悩んでいます。
だからこそ、何をどう選択してどう進んでいくかを、決して表面に出さなくても、自分の頭の中だけはしっかり理解していることが大事だなって思います。
話は脱線してしまいましたが、オシャレの仕方も自分の選択肢の一つです。
シンプルに生きたいと思うのならば、シンプルというものの本当の意味。シンプルがいかにリッチなものなのか、贅沢なものかを知ることがまず必要なんじゃないかなって思います。
私自身、インテリアも生き方もシンプルでありたいと思っています。ですが、人間ですからそう簡単に上手くいかないもの。ヨーロッパに旅すれば、デコラティブなインテリアにも憧れますし、生き方だって一度しかない人生ですから、凸凹してるのもありなのかなって思うこともあります。
ファッションもそうです。年齢に合わせてシンプルになっていくというのは、ちょっとつまらないなって思うんですよね。年齢が高くなればなるほど、いろんなものを持っているわけですから、それを自分なりに楽しむことをしてもいいんじゃないかなって。
10代、20代の若い世代の人たちに、
「あんな大人になりたいな」
って思ってもらえるような大人になりたいなって思いますし、見ているだけでワクワクドキドキする楽しい大人がいっぱいいたら、日本ももっともっと明るくなっていくのにって思ってしまうのは私だけなのかな・・・・・・。
明るくていつも笑顔で、もちろんしんみりする時だってあるけれど、でも基本は元気に暮らす。この気持ちって、すごく大事だと思うんです。
自分が最もシンプルにしたいと思った人だからこそ、見えてきたことかもしれません。シンプルの意味ってナンなんだろう・・・・・・って、一度考えてみるといいんじゃないかな。
以前お客さまの中に、全く共通点のない習い事を4つしていて、そのことに悩んでしまっていた方がいらっしゃいました。こんなにアレもコレもやっているのって、可笑しいですかね?って。
答えはもちろん、「ぜ~んぜん、おかしくない」です。
4つだろうと、1つだろうと、ゼロだろうと、その人の生きかたはその人だけが知っていること。大事なのは、知っているのは自分なのに、それを“探せなくなっている”ということなのです。
朝食にベーグルと豆乳とフルーツヨーグルトが日課だとしたら、それを絶対に守る必要はないんです。時には納豆とご飯になることもあっていいし、食べない日もあってもいい。
シンプルに暮らすというのは、自分を追い込んでまでかっこつけてまでやるものではありません。
自分のココチヨイ暮らし方、ココチヨイ考え、ココチヨイ働き・・・自己責任さえもてるのならば、私はどんな生きかたも素晴らしいものになると思います。そしてまた、自分にとって大切なものが見えてくることで自然とシンプル化してくるのかなって思います。
みなさんにとってのシンプルってどんなんだろう。
ちょっと考えてみるのも悪くないですよ。で、アクセサリーを楽しむシンプルファッションもあるということを、知って欲しいなって思います。