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「色のひと」だからこそできること

今日は朝からとってもいいお天気ですね。
窓から差し込む日差しがとても心地よく、ついつい居眠りをしてしまいそうな、ちょっぴりのんびり時間を過ごしております。
さて、12月も早いもので半分をきりました。2010年もあと2週間だなんて、正直嘘みたいです。
でも、いろんな意味で自分の足でしっかり地に立てるようになってからの自分がいてくれて、それがとてもココチ良いです。そして大好きです。
私はもともと末っ子だし、甘えん坊だし、誰がみても犬タイプ(顔も犬っぽいしね~笑)。自分でも絶対犬タイプだと思っていました。でも最近、どこか猫っぽいなって思います。猫の気持ちがちょっぴりわかってきたように思うのです(でも猫アレルギーです・・・・・・涙)。私的にはこの感覚が、しっかり自分の足で立てている、自分軸がブレなくなっている証なのかなって。あくまでも自論です(笑)。
きっかけは「ファッションの色」でしたが、今は外見だけでなく、その人の本質を踏まえたうえでの「そのひととなりの色」を診れることが私の強みであり、天職だと思えるようになってきました。お客さまに対しても、嫌味なく、自信を持って「大丈夫。私がついているから」と言えるようになった自分に驚いています。心に少しでも不安があれば、大丈夫なんて簡単に言えません。ましてや色は答えがないですし、とても難しいものですから。
2010年は、そんな自分の力の可能性にかけた身震いするような1年だったように思います。
なんの変わりばえのない、いつもの七江だったと思いますが、私の心の中は年々「色のひと」としての責任が深まっていることは間違いありません。これからは、色に対する考え方を私なりにもっと明確化させて、日本のみなさんそしていずれは海の向こうの国の方々にも伝えていけることができたらステキだなと考えております。
来年は今以上に自分にしかできない道に進んでみたい、いえ、みようと思っています。
さて、明日はいよいよLustreのクリスマスセミナー&お食事会です。少人数でこじんまりとした会ですが、みなさんと一緒に楽しい時間を過ごせたらと今からとても楽しみにしております。
おさらいですが、今回のドレスコードは「赤」または「緑」です。
参加される方は是非どこかに取り入れていらしてくださいね。
また着ていくものがない・・・・・・と焦っている方は、手持ちのもので構いませんので、気軽にいらしてください。どうしても選べなかったという方は、サンタクロースの格好でもウェルカムですよ~。というか、こちらのほうが嬉しかったりします!
ドレスコードとかスタイルを事前にお伝えするのはどうなのかな?とも思っていましたが、今回は、みなさんに、是非ともいつもよりちょこっとだけオシャレを意識して集まっていただきたく、またそれに合わせた特別な七江のアドバイスをさせていただきたく、今回敢えて課題?(笑)をお伝えした次第です。
ですので、
七江亜紀のセミナーにちょこっとお食事とドリンクが出るよ!といった気持ちでいらしてください。
これでみなさんリラックスできたかな?
私はそういつもと変わらないと思います。もしかしたらサンタでいくかもしれませんしね~♪
ということで、明日は18時から受付開始ですので、お伝えしてあります場所にてお集まりください。遅れてこられる方は、必ずお店のほうで構いませんので御連絡いただけますようお願い致します。
それでは明日、2010年の締めくくりを一緒に楽しみましょう!また今回参加できなかった方にも後日こちらにて当日の様子などをお伝えしますので、楽しみにしていてください。次回は是非一緒に時間を過ごしましょう。

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カーゴパンツ

ミリタリー人気の復権とも相まって、多くのブランドからリリースされているカーゴパンツ。
男性はワイルドなアイテムと合わせてより男らしく、もしくはジャケットやカーディガンなどちょっぴり大人の上品アイテムとミックスさせてあげると尚オシャレ。
女性はどこでどう女性らしさを出すかがポイント。色もダークなものが多いカーゴだからこそ、トップスの色や小物の色などでソフトな風合いを出せたらグッドです。
流行だからといって飛びつくのも良いですが、せっかくなら、カッコよく、色っぽく?はきこなしたいものです。
すでにお持ちの方は是非再度着こなし方を練習してみてくださいね!
男性は、ベルトを新調してみてはどうでしょうか?
ミックスカラーのメッシュレザーベルトなどいかがですか?
チラっと見えたときに、女子はおお!って思ってしまいます(笑)。
今日はなんだか男性にスポットをあててみましたよ。
カーゴパンツって、男子がはいても、女子がはいても、やっぱりイイね!

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働くことで若返る

昨日、今日と大阪からフリーで活躍されているベテランインテリアコーディネーターの方がコンサルティングにいらしてくださいました。今回のお客さま、かつて私のカラー&スタイルコンサルを受けられたインテリアコーディネーターの方からのご紹介でいらしてくださいました。ものすごくキレイになったお友達を見て、今回私のところに辿りついたというわけです。
さて、そんな本日のお客さま。事前に御知らせ頂いていた年齢よりもずっとずっと若々しく、どっからどうみてもマイナス10歳といった印象の持ち主。正直同じ干支でも12歳下で十分通用するくらいです。肌ツヤもよく、また何より気持ちからイキイキとされていて透き通っていらっしゃいます。側でご一緒させていただくだけで私まで若返ってしまいそうな、そんな素晴らしいお方でした。
あまりにもステキなので、思わずお茶を飲んでいるときに若さをキープする秘訣などを伺ってみました。そうしましたら、答えはこうでした。
「休まず働くこと」
これにつきるそうです。
なんだかすご~くよくわかります。家でダラダラしている時間が長いと、カラダってじわじわ~と緩んでいきますよね。怖いくらいに・・・・・・(笑)。4ちゃん、6ちゃん、8ちゃんと、気づいたらテレビのリモコンとお友達になってしまったら、これこそ大変です。
勿論休まずといったってちゃんとお休みはとりますよ~。睡眠だってきちんととるそうです。休まずというのは、「続ける」ということですね。
ここで、誤解のないように付け加えておきますが、「働く」というのは社会に出ていることだけではありません。家族のために家を守ることだってものすごい立派な働きに値します。私はずっとそう思っています。
どんなスタイルであっても、「働く」ということは、人を輝かせてしまう力をもっているのかもしれません。本日のお客さまとお会いして改めて実感致しました。これは女性だけではありません。男性もそうです。男性のスーツ姿にほろっとしてしまうのは、働いている感がもっともリアルに感じられるからなのでしょうね。
そしてこのお客さまに私からもう1つプラスさせていただくとすると、
「質のある働き方をする」
です。
ただお金を稼ぐために、子供の学費のために、洋服が欲しいから、ローンがあるから。そんな理由で働いても、ちっとも嬉しくないですよね。たとえ現実はそうであっても、絶対に口にしてはいけません。口癖って本当に怖いですから・・・・・・
せっかく頑張って働くのであれば、やっぱり気持ちよく働きたいものです。
以前、仕事のことで悩んだり、この先どうしようって、1人モヤモヤしていたら、私の大事な友人からこんな言葉をもらいました。
「あき、とにかく楽しい、ハッピーが一番だよ!」
ってね。
本当に、この言葉には救われました。
苦しい苦しいって思っていると、本当に苦しくなってしまう。でも楽しい、楽しい。幸せだな~って思えれば、本当にハッピーな気持ちになれてしまうんということを教えてもらいました。
目の前にあることを、イヤイヤではなく、いつだって楽しく、そして自分が今幸せかどうかを常に確認していくだけで、人っていい風に変わってくるのではないでしょうか。それがたとえ表向きは悲しくて辛いことであっても、その人にとって必要であり、幸せだと感じられることなら、それはそれで十分ハッピーなのではないかな?って思います。
私も決して強い人間ではないのでこんな風にお伝えしながらも自分で自分に言い聞かせていますが、少なくとも今の私は、皆様に応援されてまたソウルメイトがいてくれて、とても幸せなんだなって思います。
「自分なりの幸せ」を沢山増やしていくことことに若さの秘訣が隠されているように思います。
幸せをいつまでも追いかけていたら、歳を気にしている暇などありませんからね。幸せは探すのではなく、追いかける、これが大事なんだと思いますよ。
そして今日のお客さま
「迷っていたこと、わからなかったことが全てクリアになったので、本当に良かったです。ファッションがより楽しくなってきました!」
そう言葉を残してお帰りになりました。本当に嬉しかったです。ありがとうございます!
みなさんも是非、自分を観察する際に、ただ肌の調子や服装の色や形を見るのではなく、内側も外側も全てトータルでバランスよく見るようにしてみて。その際に必ず、必ずですよ。鏡にうつる自分の顔から幸せ感を感じられるか、潤いを感じられるかどうか、輝いているかどうかを、チェックするクセをつけてみてください。
この習慣こそ、キレイにしてくれます。
オシャレになりたい!
スタイルよくなりたい!
いい人生を送りたい!
誰だって、一度はこんな風に思ったことがあると思います。そんな風に思ったときこそ、そんな風になった自分を意識してみてください。
全ては「意識すること」から始まるのですから・・・・・・。
幸せな目標を描けたら、今度はその目標を追いかけていくことです。
ただ、立てるだけなら誰でもできます。
そうなった自分を意識してみてください。
そうなった自分を追いかけてみてください。
きっと少しずつ幸せが近づいてくるはずです。
私もスタイルよくなった自分を描いて、毎日筋トレを追いかけています!(笑)
なかなか追いつきませんが、焦らず、これからも頑張りたいと思います。
遅いことなどないんだって、自分のカラダで証明できたらいいなって思います。
ちなみに本日のお客さま、39歳まで学校の音楽の先生だったそうです。40歳から再スタートです。
みんなも一緒に頑張ろうね!

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輝きはボタンを押すことでまた磨かれる

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頭で考えてもどうにもならないことってありますよね?
これってとても厄介なことかもしれませんが、人には必要なことなのかな?って思います。
私がフリーランスな色のひととして今日まで頑張ってこれたのは、頭で考えられなくなったとき、自分で自分のリセットボタンを押すことをしてきているからです。もっと言えば、自分なりのリセットの仕方を知っているからです。
私のリセットの仕方は、『旅』です。
旅から学んだことは、それはもう言葉には出来ないほど偉大なものばかりです。今年はフランスを訪れましたが、来年は、もっともっと多くの国を回って、世界の色を視察してきたいと思っています。できることなら、生涯続けていきたいですね。
来年の春頃、できればベルギー、オランダあたりを訪れようと現在計画中です。
お客さまにオランダ在住の方がいらっしゃるので、連絡をとって現地でお会いできたらこれまたステキだなって思っています。
他にも色々訪問国を検討中です。正直、考えるだけでリセットされています(笑)。安上がりです。
私の仕事でもっとも大切なことは、感覚を磨き続けることにあります。
そのためにも、海外視察は三度の食事と同じくらいに大事です。
これからもセンスを売る仕事に誇りを持ち、皆様のお役にたてればと思っています。
ちなみに写真は、ベルギーのお土産です。正直、これにノックアウトされたところもあります(笑)。
実際に街を歩いて、カフェに入って、ゆっくりしてみたいなって思っています。
追伸
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最後の1%で差がつく

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芸術に正解などないけれど、やはりどこか引寄せられる作品にはワケがあるような気がします。
12月5日日曜日。今日は朝から新国立美術館に来ています。お天気にも恵まれ、館内はすごい人。中でもゴッホ展は、入場制限されていて長蛇の列を作っていました。
私はというと、ゴッホ展ではなくお隣の日展を見に来ました。洋画から日本画、工芸品など、全国から選ばれた素晴らしい作品を鑑賞してきました。海外の作風とはまた違い、日本人ならではの感性というものを直接肌で感じられた気がします。
よくお客さまから、「配色がうまくできない・・・・・・」というご相談をうけますが、どの色とどの色とを並べたらキレイにまとまるかというものは、突然頭で考えようと思っても容易に出来るものではありません。
だからこそ日頃から、様々な色の組合せを目にしたり、色んな素材に触れて温もりから色みを感じとったり、食事をする際に目を閉じて香りだけで色を想像してみたりと、色んな場所で五感を使うことを習慣化させることが大切なのです。
そういった意味でも、人がつくった芸術を目にしたり耳にすることはとても貴重な時間だったりします。
依頼の多い仕事のひとつに、カラー監修の仕事があります。バランスよく色選びができているかをみていくものです。商品の開発は長けていても、それを彩る「色」は同じくらい長けているのか?というのと、まだまだ難しいのが現状です。恐らくどの業界の方であっても、色選びについては毎回頭を抱えているのではないでしょうか。
色の仕事一筋で今日までコツコツとやってきましたが、1日たりとも色を甘くみたことはありません。自分の力がつけばつくほど、色への思いは深まり、その重要性を感じています。
私はもともと自分に似合うものってなんだろう、この街に合う建物はなんだろう、このテーブルにマッチする食器や料理はなんだろう、といった風に、日常の中から浮かびあがった『?』を辿っていったら、色にたどり着き、この仕事に携わっているわけですが、日常に溢れている身近なものであるからこそ、もっともっと大勢の方々に、特に商品を作っている側の人たちには、色がもたらすプラス面マイナス面についてより興味をもっていただけたらなと思っています。
毎日のファッションであっても、食卓に並べられた料理であっても、ちょっとしたアンバランスさに、どこかココチ悪さを感じてしまったことってあるのではないでしょうか。
色だけではありません。素材や形、大きさなどもそうですね。形は合っているのに素材が違うだけでお洋服なども?になることってありますよね?
世の中で多くの人に共感をもたれたり、愛されたりするモノというのは、やはりどこかにバランスのよさを感じるからです。そしてこのバランスのよさを生み出している正体こそ、色だったりするのです。
小さなところまで手を抜かない、最後の1%まで力を注げているかどうかが、自ずと周囲からの評価となってかえってくる、そんな風に思います。
芸術への評価も、もちろん好みというものもありますが、この最後の1%の情熱が大きく影響を及ぼしているのではないかな~って思うときがあります。
自分が生み出した芸術を妥協することなく完成させた作品というのは、やはりパッと見ただけで違ってみえます。中でも主役である絵と、それを引きたてる額縁とのバランスまで考えられているものには、ついつい引き込まれていきます。
絵に使われている色だったり材料だったりを考えつつ、それをよりステキに見せるために、額に敢えて色でラインをつけてみたり、絵の色合いをより引きたてるために、敢えてコントラストを作り上げるような色を額に選んだり。またゴールドやシルバーといった額縁に多い色も、絵とのバランスに合わせて別の色を織り交ぜてちょっと違った風合いにしてみたり・・・・・・。同じトーンの中に1つだけ違ったトーンの色がくれば当然そこだけ浮き出て見えます。その浮き出た色と額縁とのトーンを合わせることで、全体のバランスを上手にとっているという作品も見かけました。
額も絵の一部となっているものと、額は額、絵は絵となっているものとではまるで違います。調和されているか、されてないか一目瞭然です。
社長がどんなに頑張っても、社員が頑張らなければ会社はよくなっていきません。これに少し似ています。絵がどんなによくても、それを守る額だけが目だっても駄目だし、沈んでしまってもダメ。絵と額と両方がハーモニーを奏でてこそ素晴らしい作品が生まれるのかなと思います。
私にとって、絵を描くということは、IT分野と同じくらいに苦手なことですが、なぜか私の母は絵のプロのようです(笑)。母の絵もありがたいことに日展に入選させていただけたようで、こちらもしっかり鑑賞してきました。
もともと音楽のプロだったはずなのに、気づいたらベレー帽の似合う絵のひとになっている母。煌びやかなドレスをまとってオペラを歌っていたスマートな姿は今何処へ?(笑)
そんな母から直接何かを学ぶということは殆どなかった私ですが、強いてあげるとしたら「スタートに遅いはない!」ということを間接的にも学ばせてもらえたかな?と思っています。母はアラフォーから絵をスタート。もちろんあれから20年以上たちますが、焦ることなく、着々と力をつけていって今に至ります。本当にすごい努力家で、尊敬しています。
そんな母も、ラスト1%も力を注いでいます。
それにしても神様って意地悪だな~。私にも絵の才能をわけて欲しかったです・・・・・(笑)。