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思いやりのギブ&テイク

タイミングってものすごく大事。仕事においても、恋愛においても、不動産などにといても、今!というその時をどう自分の中で捉えられるかどうかで次に進む矛先が変わってくるように思います。
もういつの日からか忘れてしまいましたが、私は自分の心とある小さな約束をしました。それは、モノであってもヒトであっても、自分がこうだ!と思い描いた気持ちを、まずはそのまま素直に信じてみる、その気持ちに従って行動してみる、というものです。
ここだったら上手くいくかも
ここだったら頑張れるかも
ここだったらすぐ始められるかも・・・・・・
これなら私らしくなれるかも
これなら夢中になれるかも
これならすぐできるかも・・・・・・
この人となら深い絆を結べるかも
この人となら笑顔でいられるかも
この人とならいつかわかりあえるかも・・・・・・
いまなら勇気がでるかも
いまなら素直になれるかも
いまなら進めるかも・・・・・・
他にも沢山あるけれど、こうした自分の声に耳を傾けてみるということをしてききました。そして今も尚しています。直感力というものですね。
そのあとはその時々によって違ってきますが、いまを逃したくない、いまだからできるんだと思うときは、後先考えずに進むときもあります。もちろん100%成功するとは限りません。正直空振りも沢山あります。でも私はね、やることに、動くことに意味があると思っているんです。だからたとえ失敗という結果に終わったり、大した成果につながらなかったとしても、そのとき自分でとった行動を否定だけはしたくない、したくないじゃないな、してはいけないと思っています。
私なんてこれまでの人生振り返ってみると、やり直したいことだらけです(笑)。あのときもっとこうすればよかった、あのとき勇気だして言えばよかった、あのときもっと早くに動いていればよかった、などなど、上げたらきりがありません。
もちろん素直に動くことだけがベストとは言いません。我慢をすることや内に秘めておくことも時にはとても大事なこと。私もこうした思いはたくさんもっています。でも自分を殺してまで苦しい思いをするのは、果たして本当によいものなのかというと、正直私にもわかりません。もしかしたら一生わからないかもしれません。
ただ我慢をしたり、自分に無理させてしまうくらいなら、結果傷ついてもぶつかっていったほうがいいと思います。これは、どんなことにでも言えることです。仕事でも恋愛でも同じです。いつかやろうと思っていた仕事を別の人に先を越されたり、いつか伝えようと思っていた相手が気づいたらいなくなっていたり。自分が思っているようにいかないのが人生なのですから・・・・・。
仕事でも素直に「この仕事やってみたいんです!」「次は私にやらせてください!」と言われたら、私が上司ならば嬉しいです。やらせてみようって思います。恋愛でも素直に「ずっと好きでした!」「付き合ってください!」みたいに言われたら、嫌なきはしないはずです。自分に好意をもってくれているというのは、とてもありがたいことですし嬉しいものですから・・・・・・。
でもここで忘れてはいけないのが、言う側も言われる側もお互いに面識がある場合に相手を思いやる気持ちを持つということです。たとえ今そういう気持ちになれなかったとしても、自分に好意を持ってくれている相手なら、または自分を頼ってきてくれている存在なら、もしくは自分にとって大事な人だと思うのならなお更、相手の立場に立って、たとえどんな状況であろうともベストな対応をしてあげられるようになっていかなくてはと日々思います。
特に仕事で上に立つ立場にいる方は、繊細な気持ちを忘れてはいけません。自分が思っている以上に声をかけてくる側は必死なんです。「先輩のファッション、いつも参考にしています」「○○さんとまた一緒にご飯食べたいです」とか、何でもないことのようですがとても愛されている証です。
愛情って恋愛だけではありません。友情関係だって、先輩後輩の関係だって、上司部下の関係だって、愛って生まれるものですから。
恋愛の場合には、ここに「誤解」が生まれて、上手くいかないものが上手くいったり、この逆もあったりするわけですが、相手の思いを少しでも考えてあげることができたら、これがまたそこに思いがけない深い絆が生まれてきたりするのです。
もちろんお互いにお互いを大事に思う気持ちがなければ成立しませんが、少しでもあるのなら可能だと思います。私の友人がまさにこのことを実践しているところです。一度壊れた関係がまた新しい形で生まれてくるのではないか?と今は側で見守っています。
自分を誰よりも理解して見守ってれている相手にこそ優しくしてあげなくてはいけないのかもしれませんね。この人なら自分をわかってくれているからいいんだ、というのはただの甘えです。甘えるという行為は、ただこうしたい、ああしたい、と言うことだけではありません。相手の好意に甘えるという甘えというのもあるのです。わかってるから何してもいいよ~という相手に、そっか、じゃあ、なんでもしちゃえ!というのはちょっと違いますよね。わかってくれているからこそ、どうしたら相手に恩返しができるのか、常に考えて行動にうつしていく、こうした目に見えない思いやりというギブ&テイクこそ、深い絆が生まれていい関係が生じてくるのだと私は思っています。
私はたとえどんな関係であっても、こうした思いやりを持つ気持ちは、常に持ち合わせていたいと思っています。だから私には嫌いな人はいません。一度好きになった人はいまでもずっと好きです。大事に思っています。
あとで後悔するくらいなら、相手を思いやる気持ちを決して忘れてはいけません。家族に対しても、後輩に対しても、生徒に対しても、恋人に対してもです。
心をキレイにするというのは、こうした小さなところから始まると思います。私の親友はみんな本当に心がキレイです。だから親友のまた親友は同じように心が澄んでいる人ばかりです。魅力的な人というのは、男女問わず、いいものは良いという、好きなものは好きという、いけないということはいけないという、簡単なようでとても難しいことをさらっと出来てしまうのです。
私のレッスンでも、内面からキレイにしていく作業をしていくのですが、それが出来た人というのは、なんとも言えないオーラを発します。先日のクリスマス会でも出来ている人というのはどうしたらそんな風になれるの?というくらいの輝きを見せてくれていました。
こんな風に書いていて、私自身、本当に毎日が修行中ですが、ほんの少しずつでも愛させる人間になっていきたいなと思います。
みなさんも、身近な人に今以上に思いやりの気持ちを持って接してみてもらえたらなと思います。きっと倍の恩返しがかえってくると思いますよ。
人生でコレ!という人や事とのよき出会いというのは、そう滅多に訪れるものではありませんから・・・・・・だからこそタイミングと思いやり。これを忘れてはいけないのです。