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小さな会社のブランド戦略

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先日、大好きな表参道で大好きな方とお会いしました。
その大好きな方とは・・・・・・。
小さな会社のブランド戦略を手がけていらっしゃる、
コンサルタントの村尾隆介さんです。
村尾さんは、主に「小さな会社のブランド戦略」「パーソナルブランディング」をテーマとしたセミナーを、
全国で開催されているブランド戦略の仕掛人ともいえるアイディアマン。
村尾さんとは、昨年彼の会社が主催されていたパーティーで初めてお会いしたのですが、私が最初に交わした言葉というのが、
「初めまして」
ではなくて
「この本、素敵な装丁ですね!この絶妙な赤と紺のバランスがとてもいいと思います!」
でした。
大事なご挨拶を忘れてしまうくらいに
目の前にした素敵なアートをただただ“とても良い!”と思ってしまったのです。
村尾さんとの最初は、こんな風に始まりました。
その素晴らしい”アート”というのは、
ずばり、村尾さんの書籍そのもの。
村尾さんの新刊「小さな会社のブランド戦略(PHP出版)」が,
ちょうど近日中に発売予定ということで会場の隅に置かれていました。
それをたまたま目にした私が、その装丁の「色」と「帯」との斬新な配色に一瞬で心を奪われてしまった、
というわけです。
村尾さんは
「本屋に何軒も通い、平積みとしてだけでなく、棚に差し込まれたときも、目立つ色はなんだろう。他にはないような色はなんだろう・・・・・・・と考えた末、最後の最後でこの色に決定しました!」
と初対面の私に笑顔でお答えくださいました。
私はいろんな本の装丁を見によく書店を訪れますが、
村尾さんの新刊を目にしたとき、
「これは絶対すごいことになる!」と思いました。
というのも、村尾さんのセレクトされた「赤」は、
普通の強い赤ではなく、どちらかというとちょっとオレンジっぽさを感じるとても親しみやすい色をしています。
ポストのような色に近いかな。
ポスト、なくては困る大事な存在ですよね。^^
この本のタイトルは
「小さな会社のブランド戦略」
です。
小さな会社とは、中小企業、個人企業のこと。
そうした会社の経営者に好きな色を質問してみると、
面白いことに「赤」が好きとお応えになる方が非常に多いのです。
仕事への意欲が人一倍あり、情熱的であり野心もある。
そんな小さな会社を支えている人にとっては、このタイトルにこの装丁の色は、申し分のない組合せというわけです。
しかも村尾さんのすごいところがもう1つ。
帯の色です。
帯の色はというと「紺」をセレクト。
でもスーツによくある濃紺ではありません。
村尾さんが選んだ紺というのは、少し「和」を感じさせる色。
生地で表現するのであれば、麻や和紙といった古風なものにありそうな、どことなく優しさを感じる非常に穏かな紺でした。
やる気にさせてくれて親しみやすい「」に
品のあるきちんとした、でも親しみやすい「
色のひととして、ただただ、美しい、
そう思いました。
私自身、何か色を決めるときは、
いろんな方向から考えて決めていきます。
何をそこに書くのか、
何を表現していくのか、
どういったテーマなのか、
どういったタイトルなのか、
どういったフォントなのか、
対象者はどんな人なのか、
などなど、
ありとあらゆる背景から1つの色を考えていきます。
当然時間はかかります。
頭も使います。
それぐらい色を使ってなにかを表現するということは
とても難しいことであり、奥が深いものだからです。
ましてや自分以外の人にそれを感じ取ってもらおうというのは
簡単なことではありません。
でも村尾さんはそれが出来てしまっている!
さすがブランド戦略の達人です。
この書籍は、誰が読んでも楽しめる、
シンプルで、スマートな素敵な本です。
よかったら、是非皆さんも村尾さんの世界感をのぞいてみてくださいね!