13

感じられる人になる

今週から本格的に仕事が再スタート!という方、多かったと思います。
駅のホームに立っている。ただそれだけでもどこか働きスイッチがONになるのが感じられました。

『感じる…』
仕事上色んな方とお会いしてお話させていただきますが、小さな会話でも大きく伝わる方もいれば、論理的にひとつひとつ順を追ってお話していくことで理解していかれる方もいらっしゃいます。
なので、普段コンサルの際には、お客様のタイプに合わせて説明の仕方を変えています。
私はもともと完全なる右脳人間でしたが、意識して左脳を鍛え、今では感性を理論立てて話せるようになりました。
これはカラー&イメージコンサルタントしての私の強みでもあります。
感覚的なものを言葉や文字に落としこむことは決して容易なことではありませんが、論理的思考の強い人たちにも感覚的な世界観を伝えてていきたい、感じてもらいたい、そう思うからこそ引き続き脳トレは継続中です。
逆に感性の似ている人とは、ファッションやインテリアだけでなく、独特な世界、たとえば書道でも絵画でも音楽でも、またまたちょっとしたキャッチコピーでも、ふと目にした街の景観や漂う香りであっても、敢えて言葉を交わすことなく無言のまま、空気感だけで語り合うことができます。
これはこれで楽しいものです。^^
お客様との間でも話が弾み、会話が盛り上がることもよくあります。
人はみな違う生き物です。
当然理解の仕方も違いますし、捉え方、感じ方も人それぞれです。
意見がズレるのは、価値観が違うというのもありますが、感じ方や感じている量そのものが大きく違っているのでは?と思うこともあります。
コンサルを受けたばかりのお客様から
「似合う色やスタイルがわかって嬉しいです。でもお目当てのものがなかなか見つかりません。どこに行けば見つかりますか?」
という質問を受けることがあります。
一方で
「すぐに見つかりました!ビックリです。本当にありがとうございます!」
という方もいらっしゃいます。
こうしたメッセージもあります。
「今一度わからないので、もっともっと説明してください」
同じことを同じだけ説明してもわかる人とわからない人がいます。
私も幼い頃、勉強でわからないことがあるとすぐに親や先生に聞いてしまった子供でした。自分で考えようとしていなかったんですね。もっと言えば、自分でその問題を心底から感じようとしていなかったんだと、大人になってから気づきました。
わかるというのは、理解するということです。
でも、理解するというのは………実は感じること。つまり理屈でわかるのではなく、感覚でわかることなのです。
説明文をいくら読んでも、先生の説明を何度聞いても理解できなかった頃を思い出すとよくわかります。
目の前にある文字や言葉だけをそのままコピーペーストしても、それは本当に理解しているとは言えません。
なぜなら、
感じていないからです。
感じようとしない人に言葉をいくら並べて説明していっても、もっとわからなくなります。頭の中は絡まった紐のようになっていくばかりです。
不思議ですよね?
説明をすればするほどわからなくなるなんて。。
でもこれが感性というものなのです。
時には感性を理屈で説明する瞬間もあります。ですがそれは一時的なもの。
サロンにいらっしゃるお客様にも、出来るだけメモを取らないようにしてもらっています。かつては細かいレジメを用意していましたが、今は全くもって用意していないのも、お客様に感じることの大事さを知ってもらいたいから。
センスアップしたい!
色を学びたい!
スタイルを学びたい!
もしみなさんがそう思うのならば、
是非、感じやすい人になってください。
センスをあげていくには、
『自らが全身でどこまで感じられるか?』
なのです。
美味しい空気を吸ったとき
メロディーの綺麗な曲を聴いたとき
肌触りの良いブランケットに包まれたとき
自分のプロジェクトが達成したとき
お客様が喜んでくださったとき
会いたかったです!と言われたとき
大好きな彼(彼女)にハグされたとき
お目当ての人に微笑まれたとき
ライクやラブな言葉を受けたとき…
人は、ちょっとしたタイミングでその喜びを感じています。
誰かに「好き」と言われたら、たとえ友達であってもやっぱり嬉しいものですよね?
これが人間たるもの…
感覚的というのは、理屈では説明できない、胸がキュンとなったり、胸が苦しくなったり、心が弾んだりする、ワクワクしたりと、言葉では説明できない世界なのです。
つまり、答えはありません。
だからこそ面白く、ハラハラドキドキするのです。
みなさんにも、
よくわからないけどなんとなく気になる…
何故かドキドキしてしまう…
こんな経験あると思います。
こうした時は、理屈では説明できませんよね?でも感じることは出来ているはずです。
私たちは日々ココチヨイ何かを求めて、
それを
目で、
耳で、
肌で、
もしくは全身で感じていくことで、
喜びを得たり、
しあわせを感じたり
しています。
どんなに本を読んでも、どんなに説明を受けても、
感じようとしなければ、いつまでたってもセンスの良さ、感覚的な喜びは手にすることが出来ません。
たとえ苦手なこと(人)であっても、少しずつ距離を縮めていこうと努力する人、その距離の質を高めていこうとする人は、今、目の前にある問題に、本当の意味でのココチヨさを感じられるようになっていきます。
人間関係もそうですよね?
とくに良いパートナーシップ(夫婦関係、恋人同士、親友同士、母と娘、父と息子などなど…)を築いていこうとするのならば、質の深さは絶対に無視はできません。
ビジネスの世界で言えば経営者同士にも当てはまります。
大事なのは、
『深く感じること』
これに尽きます。
その世界観に、
その温もりに、
その優しさに、
その全てに…
みなさんがどこまで感じるられるか、言い方を変えれば、どこまで受け入れられるか、です。
感じられるようになるとわかってくることがあります。
感じやすい人は、大事な人や物を瞬時に引き寄せていきます。自分に合う人、自分に合うアクセサリー、こうした運命的な出会いがまさにそうです。
理屈抜きで感じられる人。
無条件に愛せる人。
そんな人になっていけたら、いいですよね。
ちなみに感じるためには、ただボ~としていても難しいです。
日々アンテナを張っているのもそうですが、咄嗟の集中力も大事です。記憶力も大事です。
大人になると低下しやすい集中力や記憶力。
老化防止のためにも(笑)今から少しずつ鍛えていきましょう!
そしてとにかく感じやすい人になっていきましょう。
女性だけでなく、男性陣も、ね!