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七草粥の日

今日1月7日は、七草粥の日。
年末年始で疲れた胃腸を優しく労わりながら、1年の幸せを願っていただくという日本の風習の1つです。
7種類の菜っ葉をお粥にいれていただくわけですが、これを単品で7つ揃えるのはかなりというか普通のスーパーだと難しいです。もしかしたら築地にでも行かないと全部揃わないかもしれません。でも今は、便利ですね。七草粥セットとしてパックに入って小さく売られています。
風邪も流行していて、体調を崩されている人、多いと思います。七草粥とは言わなくても、今晩のお夕食はお粥がいいかもしれませんね。私もそうするつもりです。
そこで、皆さんに簡単なレシピをご紹介したいと思います。
久しぶりですね。こういうブログ。^0^
最近もっぱら「色のひと」としての仕事が8割なので、食の分野での仕事も作るというよりコーディネートすることに徹しているのですが(とはいっても時間をつくって試作は重ねています。でも、食べるほうが専門かな~笑)、レシピを考えるのは大の得意だったりします。特に色をベースに考えるのが私らしさなので、栄養や美味しさは勿論のこと、出来上がりの見栄えも手を抜きません。昔はよく一人暮らしの男女に電話やメールで簡単レシピを送ったものです(笑)。夕食時になるとコールセンターのように電話も鳴ってました~(笑)。
ということで、七草では味気ないという人にちょっぴり具沢山のお粥をご紹介します。調味料や具材の分量などはみなさんのお好みで。あくまで材料と味の雰囲気だけお伝えします。
いくつかあるのですが、なかなか家で食事が摂れてないという人も多いと思いますので、ついつい野菜不足になりがちな日常にピッタリの1品をさくさくっと考えてみました。
野菜はもちろんですが、さらに摂りずらいのが根菜類。ほおっておくと、ジャガイモしか食べてない!という人もいると思います。しかもポテトチップスやマックのポテトで良しとしている人は要注意です。ダメですよ。これは・・・・・・(笑)。
なので、ごぼうやレンコン、さつまいもなどをベースにした根菜粥なんかもいいかなって思います。また根菜といえば、鶏肉やきのこ類とも相性がいいので、一緒にくわえてあげると栄養もうまみも加わりベリーグッドです。お正月の定番の筑前煮を思い出してもらえればわかりますよね。
根菜&きのこ類&鶏肉ときて、やっぱり仕上げは緑野菜ですよね。なにを加えましょうか。冷蔵庫にあるものでもいいと思います。でももしこれから材料を揃えにいくという方は、次にお伝えすることをベースに野菜を何にするか選ばれるといいかな。
それはね・・・・・・
『具材の切り方』
です。
カレーとかでもそうですが、具材の切り方を野菜も肉も揃えてあげると、均等に火が入り見栄えもきれいに仕上がります。もちろん敢えて1つだけ変えるというのも、ファッションでいう“はずし”になって個性的ですが、お料理が苦手という人は、最初は同じ形に揃えるのがいいと思いますよ。外しのバランスをとるのもまた難しいのでね。
なので、根菜のごぼうやレンコン、さつまいも等を比較的コロッと切りたい場合には(レンコンなら乱切りね。さつまいもは、厚めの輪切りが可愛いかも!)、鶏肉もエリンギやしいたけもコロッとカットして、仕上げの野菜もコロッとなるものにしてあげればまとまるというわけです。
コロッとする緑野菜?
このとき旬のものを意識するといいですね。
ズッキーニやアスパラもコロッとカットできますが、春野菜や夏野菜で今の旬ではありません。冬の食材で、かつ栄養もあってコロッとしているものいえば、やっぱりブロッコリーがベストです。ブロッコリーなら扱いも楽ですし、切り方もアレコレ考えないですむし便利です。ファッションで言うとソフトタイプに仕上げる感じです(笑)。
一方根菜をコロっと、ボテッとさせず、敢えて線を意識したさらっとストレート感のあるものにしたい場合には、鶏肉も脂身の少ないむね肉やささみをチョイスして、レンジか何かで一度蒸してしまって、バンバンジーみたいに縦にほぐしたものを加えるのもいいですよ。きのこも細さを意識するなら、えのきなんかも相性はいいですね。エリンギなら細長くもできるのでこれまたおすすめな食材。ん~エリンギってすごいかも(笑)。
そして仕上げの緑野菜ですが、線が感じられ、冬の食材といえばやっぱりほうれん草や小松菜がいいですね。さっと茹でておいたものを最後に加えれば、キレイな緑もキープできて栄養もバッチリです。
全体のお味は、お酒とちょっとお塩とお醤油で、あまり深く考えないのがいいと思います。料理はお菓子と違って化学ではないのでね(お菓子は化学ですから分量は大事!)。
ファッションと同じで料理も楽しいのが一番!誰かのためにも、自分のためにも、ハッピーになれるのが一番ですから。
ちなみに隠し味にごま油を回しいれたり、好みで胡麻や七味なんかを入れてもいいかもしれません。私はゆずこしょうを入れるのが好きですね。特に大分県産のは最高です。おすすめですよ!
最後は器選びですね。今回の食材イメージできましたか?
さつまいもの皮とブロッコリーの緑がきれいにでてくれそうな器選びがいいですね。あとはお粥の白さが引き立つものも大事。真っ白な器では季節を考えるとちょっぴり寒々しいので、気持ち色の濃いものがいいと思います。中でもあればですが、磁器より土物がいいですね。備前焼や織部などがあれば最高ですが、なければ色だけでも焦げ茶色や黒など、どっしりした感じがいいですね。有名な柳宋理さんの黒の器なんかもピタッとはまりそうな気がします。
料理はどんなに忙しくても、時々はやってみるといいと思います。ファッションでも絶対いかせますからね。特に男性はおすすめ!男性のファッションはついつい暗くなりがちなので、せめて器の中だけでも明るく元気いっぱいのコーディネートを楽しんでもらえたらなって思います。そうこうしているうちに、ファッションも明るくなってくるから不思議です。
料理上手の男性って、オシャレもカラフルに着こなせたりするんじゃないかなって思います。どうでしょう?^^
男の料理ってカッコいいですものね~。料理のできる男性って本当ステキだなって思います♪
最後に・・・
ご存知の方も多いと思いますが、よく質問されるので簡単に。
お粥とは、お米から作るものです。これと似ているのが雑炊ですが、雑炊はごはんから作るものですね。また、雑炊はおじやとも呼ばれています。お粥は通常のご飯を炊くときより少し水分を多くして柔らかく炊きます。なので見た目も口当たりもさらっとした感じになります。
ヘルシーで美味しいお粥を今日はご紹介しましたが、ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね!
七草粥に便乗して料理のお話しとスタイリングのお話しとファッションのお話しまでこじつけましたが、私はいつだってこうした日常からも色の使い方を考えています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
あ~一気に書き上げたら久しぶりに肩がこりました(笑)。
いまから次のアポまでピンクのヨガマットの上でストレッチしたいと思います。