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怖さと向き合う

人生に怖さを感じたら、それはチャンス。
以前、こんな言葉を教えて頂いたことがあります。
初めて聞いたとき、よく意味が理解できませんでした。でも実際に恐怖と向き合ったとき、ようやくこの言葉の意味がわかった気がします。
怖さの理由と向き合い、自分なりに紐解きしていくと、そこには次のステージのための扉があることが多いものです。
怖さから逃げずにしっかり向き合えば、人生の次なるステージは扉を開いて待っていてくれるんですよね。きっと・・・・・・。
嬉しい気持ちと同じく恐怖も宿っくる。それがステップアップしていくことなのかもしれません。
お客さまや生徒さんを見ていても、変わっていく自分から目を背けずその都度しっかり向き合っている人は、次から次へと新しいステージの扉を開いています。扉を開けば宝物がある。だからまた、ちょっぴり怖いけど向き合っては次の宝を探しに出るのかもしれません。そして自身を自ら輝かせていくんですね。
臆病で泣き虫でお化けが大の苦手な私。
好きな人にどんなにお願いされても、お化け屋敷だけは絶対に行きたくありません。
ただ、そんな私でも、人生におけるお化けとは、日々向き合うように努力しています。
働きや暮らしを通して前に進んでいくと、向き合わなくては進めない恐怖というものに次々と対面していきます。
ぐっと堪えていたものが、ひょんなことで込み上げてきてしまったり、歯を食いしばって頑張ってていても、プチンと緊張の糸が切れてしまったり・・・・・・。人はいつだって、予期せぬ出来事や恐怖と常に背中合わせに生きているのかもしれません。
ちょっぴり恐怖と向き合っていた私に、友人がこんな可愛らしい、とても深い話をしてくれたことがあります。
「小学生の頃、マラソンで1番になったらどうしよう・・・と走る前から考えてはドキドキしていて、結果、なんのなんの56番だったの(笑)。考えても仕方ないことってあるし、やってもないことを、終わってもないことを、ただ1人不安に思って恐怖と闘っていても、何の意味もないんだなってそのとき思ったよ」
この話は何度聞いても笑ってしまうし、それでいて深いなって思います。
新しいステージに進むことは誰だって怖いもの。でも人には、オシャレを楽しむことも、仕事を楽しむことも、人生を楽しむことも、前に進んでいる人には、必ず次へいくための階段がどこかに用意されているのかなって思います。
素敵な扉を開けるためにも、恐怖と向き合うことが時には必要なんだなって、ここに綴りながら自分自身に言い聞かせている今日この頃です。
「案外このお化け、可愛い顔しているかも!」
なんて笑顔で言える日がくると祈って、これからも頑張りたいと思います。
そして
「こんなにステキになっていいのかしら・・・・・・」なんてビクビクしている皆さん。
その恐怖としっかり向き合ってみてくださいね!
鏡にうつるあなたの顔は、きっと誰よりもキラキラと輝いているはずですから。