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色を文字で伝えること意味

「働く女性のための色とスタイル教室」が出版されてから10ヶ月が経過。
みなさんの応援のお陰で、今もなお多くの方々から支持いただいております。本当にありがとうございます。
また最近では、書籍を読み「やっぱり直接診てもらいたい!」とわざわざ遠方からお越しになられる方もおり、日々感謝の気持ちでいっぱいです。
実は先日も、海外からお客様がコンサルティングを受けにいらしてくださいました。もともとオシャレが大好きなそのお客様は、あるときから自分のスタイルに疑問を持ち始めたと言います。
自分らしいファッションがあるのではないか・・・・・・
そんな風に思ってアマゾンで調べていたら、私の拙書と出会ったそうです。
日本から取り寄せてからは、毎日毎日繰り返し読んでくださっているんだとか。ベッドの片隅には、わたしの書籍が置かれているというのだから、こんな嬉しいことはありません。
もともと本を作るとき、
『何度でも読みたくなるような』
『いつまでも側に置いておきたくなるような』
そんな1冊にしたい。というのが私の願いでした。
「ずっと続けていた仕事を辞め、海外で主婦として生活をはじめて1年になります。この間、これから女性として、社会人として、どうなっていきたいのか、色々と考えてきました。そうするうちに、今まで選んできた洋服が、自分の理想とかけ離れているものが多いことに気付きました。そんなとき、七江先生の本と出会いました。何度も読み返すうちに、自分がいかに環境や情報に流されてきたかということ、そんな自分の外見が他人の目から見て、心地良かったかどうかも疑問だな、と気付くことができました。とはいえ、自分に似合うものがわからず、お店でも何を選ぶべきかよくわからず悩んでばかりです。今、納得して身につけることができる服がほとんどない状態です。それもこれも、自分自身をよく知らないからだと痛感しました」
そう最初にお話しくださったお客様でしたが、2日間のコンサルを終えてこれまでの疑問が解決できたようです。お客様には、今回のコンサルが、自分を知るためのきっかけになっていただけたらなと強く思っています。
「また是非お会いしましょう!」
と言って、お客様を見送り、ひとりになった私は、自分の拙書を読み直しました。
恐らく真剣に読み直したのは、この日が最初だったように思います。
時間をかけて綴った日を懐かしく思いながら、文字で気持ちを伝えることの意味を改めて考えてみました。あ~書いて良かった。改めてそう思えました。
自分を知るということは、自分をプロデュースするための第一歩です。
いまもどこかで
『何が似合うのか、何を買えばいいのか、よくわからない!』
ともやもやと悩んでいる人がいたとしたら、
まずは自分の可能性にかけてみてください。
行動にうつす前から諦めてしまうほど、もったいないものはありませんよ。
また、どんな本からでもいいです。
文字から感じる本質的な部分を、再度感じとっていただけたら幸いです。
きっと著者の溢れる想いが皆さんの心にストンと落ちる瞬間があるはずです。
引き続き次回作も頑張っております。
これからもどうぞ応援してください。