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自分で創る

今日は午後から雨という予報。
本当に降ってきてしまいました。
雨って、学生時代はあまり好きではありませんでした。
髪はまとまらないし、服は濡れるしで、いつもよりパワーダウンしてしまうんですよね。
でもいまは違う。
雨オンナだけあって、結構好きだったりします。
特に音が好き、大好きです。
雨の音は段階がいろいろあるので聞いていて飽きません。
幼い頃から音楽の世界で育った私は、よく人から
「音楽なしではいられないですよね?」と聞かれます。
家やサロンには莫大なCDがあるし(でも私のではありません。笑)よく勘違いされますが、実際はその逆。私自身は、どこかで音のない世界を探し求めています。
正確には音のないではなく、
決まった音のない場所です。
自分で、自分の聞きたい音を、その都度作れたら、すてきですよね。
お洋服でもそうですが、私が皆さんにセレクトショップをオススメするのには理由があります。
決められた色や形をそのまま身につけるのではなく、できるだけ自分の発想で、色や形を作ってコーディネートを楽しんでもらいたいからです。
これがおしゃれを本当に楽しめるようになる小さなヒントだからです。
もちろん何でもいいのです。
洋服でなくても、アクセサリーでもなんでも。
私は洋裁や料理など、手先を動かすことは好きですが決して器用とはいえません。
だから自分の得意とするところで、「創る」作業をするように心がけています。
器用な人は、こういうのが欲しい!と思ったら、それを作ればいい。
ネイルだって、こんなネイルにしたい!と思ったら、自分で色を作ってデコレートすればいい。
洋服だってそう。
作れる人は、生地から揃えて1つ1つ作っていくことができます。
色だけでなく、素材やサイズまでもが自分にピッタリ!という世界に1つしかない作品を完成させることができるわけです。
残念ながら私はどれもできません。
でもどういったものが欲しいかは伝えることはできます。
変りに作ってくれる人や考えてくれる人に、自分の思いを、自分が何が欲しくて何がしたいのかを、できるだけ明確に伝えることを、そのためにはどうしたらいいのかを常に考えることをしています。
これは仕事だけではありません。
人とのコミュニケーションを良くするためにも役立ちますし、自分の表現力を磨くことにもつながります。
「自分で創る」
これはとても難しいこと。
時には失敗もあるし、後悔もあるかもしれません。
でも創ったものは、決して無駄にはなりません。
やれることがあれば、自分で考えて創る、
これが大人の楽しみ方なのかな、と思うのです。
いつか雨の音色に合わせた、おしゃれパーティーを開きたいな。
雨の日限定の会って、ちょっと素敵じゃないですか?