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自分の価値観を見極める

何色もあるドレープ(生地)を、初めて顔周りにあててもらった時のこと、今でも鮮明に覚えています。
若かった私は「カラーコンサルタント」にすべてを任せ、最初から最後まで何がなんだかよくわからないまま鏡の前に座っていました。
当時まだ日本では相当珍しかったパーソナルカラー。当然ベテランとまで言えるコンサルタントは存在せず、診断する側もどこか手探りなところがありました。
この日私は
「あなたはサマー又はオータム」
「どちらか好きなほうを使ってみると良いわよ!」
というセリフで幕は閉じたのです。
今思うと本当にあり得ないことです。
でもコンサルタントがそうだというのだから、そうなんだろうと思って、暫く迷路に迷い込んだ“色人生”を送ってみたのですが、それもそう長くは続きませんでした。
おかしい、これは絶対おかしい!!!
“白”なのに“黒”と言われたような、
そんな感覚に陥ったのです。
ここから私の本当の意味での色人生がスタートします。
清清しい晴れた日に、私は鏡を窓際にもっていき、すっぴんになって何枚もドレープをあててみました。翌日も、そして翌々日も。陽がある限り、自分の色についてとことん調べていきました。
数日後、やっと、やっとストンときました。
自分に似合う色が何色かがハッキリと。
いろんな経験を積んだお陰で、コンサルティングの腕だけは誰にも負けない一流になろうと、自分にかたく誓うことができたわけですから、最初の自己投資は意味があったと思っています。
そう考えると今は学べる環境がたくさんあるので、いいですよね。
でも便利になった反面、選択肢も増えるわけですから、今度はコンサルタントを選ぶ「選択力」、いいコンサルタントかどうかの「見極める力」が必要となってきてしまったので、どっちもどっちなのかな・・・。
どうなんでしょうか。
誰かの真似ではなく、自分らしい、自分だけができるコンサルティングを施していこう。そう心の中で決めたのが、もう15年以上もまえのことだなんて、本当によくここまでやってきたなって思います(笑)。
あり得ないのは私の方なのかもしれませんね(笑)。
お客様を満足させること、お客様に納得してもらうこと。
これがパーソナルコンサルティングには不可欠だということを日々感じております。
これからカラーの資格を取ろうとしている方、これからカラーコンサルティングをプロにみてもらいに行ってみようという方。
まずは自分自身の価値観をよく考えてみてください。
それを知った上で自分にあった学校なりコンサルタントを見つけていかれるといいと思いますよ。