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今月は、予想通りに毎日があっという間に過ぎていきます。
テレビでも
「今年を漢字一文字で表すとなんですか?」
なんて質問が飛び交っていますが、皆さんはどうですか?
私はというと、
やっぱり『軸』しか思いつきませんでした。
「会社」ではなく「個人」がいきてくる今、
やはり自分軸をきちんと持ち合わせていないと厳しいのが現実。
資格やキャリアの賞味期限が極端に短くなってきていることは、
皆さんもうすうす気づいているでしょう。
私自身、いくつか資格は持っていますが、それを仕事で使ったことは
ほとんどと言っていいくらいありません。
色のひと(R)として、何ができるか、
それはこれからの自身の課題でありますが、決して無理はするつもりはありません。
ですが、自分の「土台」が「軸」がしっかりしていれば、
いままでにはない新しいことでもトライできる、チャレンジしてみたい、そう思っています。
2009年は社会全体で色んなことがありました。
そして皆さん自身にも恐らく色んな変化があったのではないかと思います。
「土台のしっかりしている人」
「自分軸がとおっている人」
「ブレのない人」
こういう言葉を周囲から言われた事のある人は、
それは大変素晴らしい褒め言葉ですので自信をもってください。
とくに最後の「ブレのない人」・・・と言われた方は、
自然とあなたの自己ブランドが完成し、あなただけのオーラが周囲にふわ~と漂いはじめている証ですね。
さて前置きが長くなりましたが、
そんなブレのない代表とも言えるカッコいい大人2人が再びタッグを組みました。
そしてつい先日、この変化のある2009年に記念すべき1冊を出版されました。
著者は私の尊敬している人であり、友人でもある
浜口隆則さん村尾隆介さんのお2人。
1作目の『誰かに話したくなる小さな会社』(かんき出版)はちょうど昨年の今頃
出版され、いまでも多くの方々のバイブルとなっています。
そして待望の2作目は、
『My Credo』(かんき出版)
です。
カッコいいですね。タイトルまでが・・・。
マイクレド。
まさに自分の信条、自分の軸です。
私もよく口にしていることが、この本にもたっぷり書かれています。
私のように1つのことを長くやってくると、当然不安にもなりますし、
正直ブレそうにもなったことも何度もあります。
でもひとたび自分の土台、自分のクレドを決めさえすれば、
あとはそれを見返していけば、自ずと1本の軸が出来上がっていきます。
マイクレドは頑固とは違います。
自分が決めた、自分らしく生きるための自分との約束みたいなものです。
私は仕事上本当にいろんな経営者の方とお会いしてきていますが、
彼らほど、いまの時代に必要な、すばらしい経営者ではないかと思っています。
友人としても応援していますし、それだけでなく尊敬しています。
軸のしっかりした人というのは、
沢山いそうで、そう滅多にお会いすることができません。
自分の軸ができたからこそ、彼らと出会うことができたのかなと思っています。
クリスマスにぴったりの本「My Credo」。
この本を読んで、今いちど、自分というものを見直してみてはいかがでしょうか?
人は前に進み続けることと同時に
ときどき立ち止まって、自身を見なおすことが大事です。
これを怠っては、またどこかで挫いてしまいます。
今年も残り僅かですが、
私もしっかり自分のこれまでを、そしてこれからを
考え、見直してみたいと思っています。
ちなみに今回の装丁はブラックがメインとなっています。
自分の信条というだけあって、力強い色の代表でもある「黒」がとてもピタリときています。でも読まれるとわかりますが、太い軸がとおっていながらも、著者の優しさと温かさがどのページからも伝わってきます。
装丁の色は黒ではありますが、表紙の質感がどこかソフトに魅せてくれているのを感じます。
それと中の紙の色が真っ白ではなく黄みの強い色を選択していることで、彼らの強さと温もりとの両面が、
とてもバランスよく1冊に込められているのではないかと思いました。
2009年の最後に、とても温かいすてきな本をありがとございます。