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オバマ新大統領

オバマ大統領47歳。
ついにアフリカ系アメリカ合衆国大統領が誕生しました。
大勢の人に支持され、国民の熱い期待を背負うオバマ大統領。
経済、外交・・・・・・、今後の課題は山積!
アメリカと新大統領の新たな挑戦の始まりです。
ところで昨日の就任演説時のファッション。
いくつか気になるところがありましたね。
特にオバマ大統領のネクタイの色は目がとまりました。
新大統領が選んだネクタイの色、それはやはり「赤」でした。
でもこの選択、ちょっぴり気になる面も。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
民主党であるオバマ大統領が選んだネクタイの色「赤」は、
共和党のシンボルカラーです。
一方共和党のブッシュ前大統領が選んだネクタイの色は「青」
民主党のシンボルカラーです。
某テレビ局のコメンテーターの方は、これについて事前に話あっていたに違いない!とおっしゃっていましたが、ありえるかもしれませんね。
それぐらいアメリカという国は、目で見せる!というイメージ戦略を大事にしています。
そういえば今回のこの演説を見て、かつての大統領、ジョン・F・ケネディのテレビ討論会での話を思い出しました。
べテラン、ニクソン氏に対して若手だったケネディ氏は、視聴者に対し、信頼感、そして強烈なリーダーシップを一瞬にしてアピールすることに成功したのです。
当時メディアの中心がラジオからテレビへと移り変わったことにより、経験だけでなく見た目も重要であると注目されはじめていました。
そこで若手のケネディ氏は、見た目のイメージアップを図るためにも、大勢の人に好印象を与えるカラーコーディネートを施しました。
これがまさに赤いネクタイの話というわけです。 「赤」という色は、若さだけでなく、力強くまた情熱的な印象を瞬時に強く与えることができます。
若手がベテランに勝つには、何より“やる気”が伝わることが大事です。
こうしてテレビの画面を通して大勢の人を惹きつけることができたのです。それからというものの、後の大統領たちにも、赤いネクタイの由来は引き継がれるようになりました。
そして今回オバマ新大統領が就任式に選んだネクタイの色も「赤」というわけです。
実に奥が深かった大統領就任式。
これからのアメリカに期待したいものです。