0

ウィーンの旅(1)

今日からオーストリア(ウィーン)へ移動です。
スーツケースを引きずりながら、地下鉄、トラムに乗って駅まで向かいました。
列車に乗って席に座ると、前には2人の男性が。
一人は学生さんで、なにやら一生懸命勉強していました。
もう一人も同じような感じの人。でもこちらはどうやらビジネスマンっぽいかな。言葉が通じなくても、読んでいるもので何となくわかったりしますね。
そんな2人を前に、私はというと、ひたすら東野圭吾さんの本を読む(笑)。音楽は田舎町に合うような、ブリティッシュロックを。
車窓からの景色は、とても楽しかったです。恐らく、今回の旅行の中で、一番印象的だったのが、このプラハからウィーンへ移動する列車の中だったかもしれません。

s-田舎町.jpg
車窓からは、風情のあるオレンジ色の屋根をした家屋がずらり。
s-ひまわり1.jpg
s-ひまわり2.jpg
時々見えるひまわり畑は何度見ても感動です。あまりの速さで、スポーツモードにしてもこれが限界。でもなかなかよく撮れているでしょう?ってダメかな(笑)。
この列車で感じたことは、とにかく赤い車が多いということ。日本だったら車といえば、シルバーや白といった目立たないような色が人気ですが、こっちは違いました。遠くから見てもパッと目に付く明るい色、中でも赤色をした車が多く見られました。赤はチェコとオーストリアの国旗にもある色。やはり人気があるのかもしれませんね。全体的に穏かな町並みに、さりげなくとまっている赤い車。畑の中をゆっくりと走る赤い車。駐車場にも赤い車の確率はかなり多かったです。
s-サイクリング.jpg
そうそう途中の駅のホームにも、チェコカラーのサイクリング服を着た人を発見!なんかいいですよね。
s-コカコーラ.jpg
またまたこれも面白い。恐らく日本で言うキヨスクのようなものでしょうが、この食欲を減退させるようなマラカイトグリーンはちょっとどうかな~て思ってしまったり(笑)。
s-列車.jpg
小説と音楽と景色に夢中になっていたら、あっという間に5時間が経過。気づいたらウィーンに。こんな赤い列車にゆられてたんですね。
ウィーンに着いたらものすごい気温。30度を回っていました。
こっちのほうは、朝晩の天気の差が激しいとは聞いていましたが、まさかこんなに暑いとはびっくりです。ホテルまでも勿論ノータクシーで移動です。
s-地下鉄.jpg
迷いながらは旅行の楽しみの1つ。確かにタクシーに乗ってしまえば簡単だけれど、トラムや地下鉄ですぐというのなら、街を楽しみながら行けるし、こんな楽しみ方を無視はできません。それにしても地下鉄内の色、可愛くないですか?かなりポップですよね。
さすがウィーン♪
ホテルに荷物を置いてからは、すぐに着替えて出掛けました。
地下鉄のチケットを購入して、王宮(離宮)へと向かいます。
そうそう地下鉄やトラムには犬がいっぱい!日本ではありえない光景です。飼い主と一緒におとなしくしている犬についうっとりしていたら、
上品なマダムから英語で声をかけられました。離宮までの近道を教えてくれたのです。教えていただかなかったら、別の駅から向かってしまったので助かりましたね。もちろん間違いではなかたのですが、マダムからの行き方のほうが、スムーズに行けるし、しかも景色がきれいなのです。もともと私が行こうとしていた方向からだと、出口から戻ってくる感じになってしまうので、きっと違ったでしょうね。感謝です。駅を降りてからもうろうろしていたら、ここを真っ直ぐ行って左よ!といった風に笑顔でおこたえくださいました。
それからマダムの言ったとおりに向かうと、無事王宮(離宮)へ到着。
s-木のトンネル.jpg
あちこちに木のトンネルもいっぱい!
s-庭.jpg
お庭もきれいですね。
s-シェーンブルーン宮殿.jpg
そしてお気に入りはこの景色。
どうですか?
奥に見えるのが、ハプスブルク家の夏の離宮、シェーンブルン宮殿。
実物はもっと違う風に見えるのですが、写真に撮るとどうしてもこんな風に絵みたいになってしまうから不思議ですね。
s-泉.jpg
高台に上っていくと、泉が。
「美しい泉」という意味のシェーンブルン宮殿に相応しい泉です。
そして早速この王宮の中へと進みましたが、あの有名なハプスブルク家の歴史を改めて学ぶことができ、感激でした。中学時代に学んだ歴史の授業を思い出しながら、新たに知識を重ねていきましたよ。
この宮殿は、マリア・テレジア・イエローの壮大な建物は、ヨーロッパ有数のバロック宮殿として知られています。またこのシェーンブルン宮殿は、ウィーンでもっとも人気のある観光地の1つです。
現在は約1400室のうち40室が一般公開されているのですが、見て回っているだけで、ちょっとお姫様になった気分になれるかも(笑)。でも歴史はやはり深い。当時の内情はすさまじく、複雑な気持ちでしたね。
王宮を出たら、お食事。
近くのオープンカフェでいただきました。
s-アコーディオン.jpg
夜はオーストリア料理を食べに。アコーディオンの演奏を側で聞いたりしながら、ウィーンの町を思い返して過ごしました。