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2つの気持ち

この時季は2つの気持ちを感じます。
1つは新スタートへの希望に満ちたフレッシュな気持ち。
もう1つは卒業、旅立ち、区切りといったちょっぴり切ない気持ち。。
3月半ばから4月の半ばの1ヶ月は、2つの違う感情を甦らせる不思議な季節だなって思います。
特に桜の花を目にすると、この2つの気持ちが重なりあってきます。
美しい花を見上げ、心が澄んでくる瞬間と、はかなく舞い散っていく思い。
今年もこの2つの重なりあう時季がやってきました。
桜の花が咲く前に、みなさんと、この気持ちをシェアしたかったので、今日ここにお伝えしました。
新刊のカバーを外した3色の装丁の色を見てみてください。
この色には意味があります。
白とピンクは桜をイメージした色です。そして緑は新緑、新芽、といった新しく”芽吹く”、新しく”開花する”思いを色に落としこみました。
桜の花は美しいけれど切ないどこかはかない花です。
でも桜の開花の後には、また新しい芽との出会いが待っていて、それはあなた次第でぐんぐんと成長し、いつかまた誰も目にしたことのない花を咲かせるよ…
そんな気持ちを持ってもらえたら、世の中はキレイな花でいっぱいになります。



この色味、出すのに本当に苦労しました。
たかがピンク、されどピンク。
たかが緑、されど緑、です。
ソフトバンクのCMでも、家族が本の緑とほぼ同じ色のセーラー服を着ていらっしゃいますよね。
もちろん偶然ではありますが、もしかしたら必然だったのかもって思うこともあります。
色は自分のためだけにあるのではありません。
桜の花のように、菜の花のように、
人に見せて、人に見てもらって、初めて喜んでもらえることもあります。
誰もが色を持っています。
自分らしい色を見つけて、色のある人になって欲しいなって思います。そして今まで以上に輝きのある、美しく、スマートでカッコいい生き方をしていってもらえたら嬉しいです。


nanae

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