鏡が教えてくれること

真昼間のビルの屋上で戦利品をずらりと並べてみました！といってもこれらは私のものではなく、全てお客様のもの。私はセレクトしたまでです。
実は写真に掲載しきれてないものがまだ他にもあります。どんだけ買ったの？って思われるかもしれませんが、金額を聞いたら驚かれるかと思います（もちろん低くてです）。この日も本当にいいお買い物ができました。
今回のお客様、もうかれこれ５年以上も前からお付き合いのある方なのですが、待ち合わせの際、遠くからでもすぐに見つけることができました。なぜなら、ますます輝きを増していらしたからです。年を取る度にキレイになるって、まさにこういうことだよな～と、彼女を見て改めて感じました。
そんなお客様から、「先生～！服がないんです･･･（涙）」という連絡を受けたのが３ヶ月ほど前のこと。どうやら色もカタチも無難になってきているのだとか。
事前に予算はいくらで、どういったアイテムを揃えるかヒアリングし、いざショップへＧＯ！仕事でもプライベートでも使えそうなもので、且つ、トレンド品ではない長く着られるものを中心に選んできました。
お店に入って１分。帽子、ネックレス、バッグと３点をゲット。プライスダウンしていたこともあって、いいお買い物ができました。つい無難にまとめがちなお客さまの“買物癖”を取り除くためにも、アクセントとなる大胆な小物を敢えてチョイスしていきました。
夏ということもあって、色鮮やかなカゴバックやカラフルな帽子、涼しげなネックレスなどを選びました（ちなみに奥にあるカゴバッグは、私と色違いで～す）。
ところで、こんなに早く選べたのは、私がアンテナをはっているからだけではありません。お客さまが「自分が好き」ではなく「自分を磨く」「自分を進化」を目的で、きちんと選ぶことができたからです。
あまりにもいいお買い物をしたので、これはみんなに見せてあげなくっちゃ！ということで、早速写真におさえたというわけです。でも風が強くて２人であたふた（笑）
お買い物のあとはカフェに入って本日のおさらいです。私のお買い物は、ただ買うだけではないんですね。買ったものを今後どういかすかをお話させていただきます。この時間が一番大事だったりします。
そして今回のお買い物で、どうしてもクリアしたかったことがあります。
それは今まで着たことのないアイテムに敢えて挑戦するということです。
この日のお客様は、それはもう美脚の持ち主。それなのに足を出したことがないと言います。『そんなもったいないことしていては産んでくれたお母様に申し訳ありません！』（笑）と一人声を張り上げてみたわけですが、自分のスタイルを知るということは、自分の良さを存分にいかすことでもあるのです。足だけではありません。バストだって、ヒップだって、目や口、鼻だって、カラダのどこであっても必ず愛せる部分があると思います。ちなみに私は、学生時代よくからかわれてどうしても好きになれなかった大きな耳が、なぜか今では大好きです。
私の話はさて置き、お客様、早速ショートパンツやミニワンピに挑戦です。
試着室から出てくる彼女の不安そうな表情が気になりましたが、それもつかの間。似合う色や似合うカタチのものを着るとどうなるのか。それを鏡の前で知った彼女の顔からは笑顔と自信へと変わっていきました。
それからは、どこのショップへ行って試着しても、店員さんから「お連れ様、スタイル良いですね～。羨ましいです！」というお声が。
嬉しかったですね･･････。
最近思うことがあります。それは、いつの日か、自分の魅力を封じ込めてしまっている人が多いなということです。
何がだめで何がいいのか･･････。間違ったジャッジや自分の思い込みが、本当の幸せや絶好のチャンスから遠ざけてしまっているということを知ってもらえたらなって思います。
ショッピングって実に奥が深い。ああでもない、こうでもないと、考えたり悩んだり･･････。難しいビジネス書を読み漁るより、街に出てウィンドウショッピングしたほうがよっぽどマーケティング力に磨きが入ります。
買物という行為は、女性だけでなく男性にも、最高の脳内トレーニングの場だと私は思うのです。
おしゃれをして、経営を学ぶ。それが大人の賢い過ごし方なのかもしれませんね。