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謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
私は幼い頃、ウサギを2羽飼っていました。一羽は身体が真っ白で、目が真っ黒な女の子。もう一羽は身体が薄茶色、これまた真っ黒な目をした男の子でした。ピーターラビットのウサギによく似ていました。
名前は女の子がみみちゃん。男の子がだいごろう、通称大ちゃんと名付けました。名前通りみみちゃんの耳はとっても長くて特徴的に。一方大ちゃんは、大きく健康に育ちました。
部屋の中を小さな足でぴょこんぴょこんと飛び回っては、日向ぼっこしてスヤスヤと良く寝ていました。ウサギは犬や猫と違って、鳴き声というのがありません。なのでどこにいるのかさえわからないときもあります。でも不思議ですね。音も声もなく、ただじっとしているだけなのに、長年付き合っていると、「あ、いるなっ」てわかるんですよね。
私が小学校から帰宅すると、ソファの陰から顔を見せて迎えてくれたり、気づくと側に寄って来て一緒にお昼寝したりと、それはそれは可愛かったです。
側にいるだけでほっこりできたり、小さな身体なのにいつもどこかで見守ってくれる大きな存在に、幼いながらもすごいなって思っていました。
ウサギは、皆さんもご存知のとおり、とてもナイーブな生き物です。ストレスにも弱く育てるのも思っているよりも大変です。でもそこに愛くるしさを感じたりもします。不思議な国に連れていってくれそうな、どこか現実離れした生き物のようにも感じます。
見た目は可愛いけれど実はとっても強い生き物。それがウサギなのかなって。
きっと卯年の人は、優しさと強さの両方を持ち備えたバランスの取れた人が多いのかな・・・・・・
ウサギのように品よく、そして繊細な優しさと芯の強さのある女性になれるように今年1年頑張りたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
色のひと(R) 七江亜紀


nanae

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