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童顔のメリット・デメリット

「メイクって、実は服装より難しいのかも…」
先日、お客様からこうしたメールが届きました。たまたま地下鉄の席でお向かいに座った女性のメイクがしっくりこなかったようで目がいってしまったようです。眉毛の手入れもバッチリ、アイカラーの入れ方もよいのに…童顔だから可愛いすぎる…いや、夜のお仕事メイクに見えて来てしまう?
ヘアスタイル同様女性にとってお化粧は一生お付き合いしていかなくてはならない大事なところかもしれません。
そもそも私が今の仕事をしようと思ったきっかけが、自分の顔のコンプレックスからでした。
お会いしたことがある方はなんとなくでも感じたことがあるかと思います。なんて童顔な人なんだろう……ってね!笑
本当この顔にどれだけ頭を抱えてきたかわかりません。
若く見られることは大変有り難いことではありますが、独立したばかりの頃は幼い顔のせいで本当に苦労しました。正直いい歳になった今も(笑)10歳近く下に見られることもあります。自分よりもずっと年下の方からタメ語で話されることは日常茶飯事です。
さすがに今はキャリアを重ねてくると貫禄が出てくるのか(笑)数分で相手の方の表情に「?」が見られるようになってくるまでにはなりました。それでもまだ「?状態」です。
おかしいですね。。
紹介者の方がいる場合には事前にお話してくださっていることが多いのでそのときはスムーズにいきます。
ですがそれ以外は年齢不詳伝説は必ず巻き起こります。笑
嬉しいようで結構複雑だったりするんですよね〜。^0^
さて前置きはこれくらいにして本題ね。
童顔代表とも言える私は、自分の顔映えをよく心得ているためメイクを必要以上に濃くしません。ということをお伝えしたかったんですね〜。
HPの写真なんてほぼノーメイクです(笑)。この時は敢えていつも以上にナチュラルにしたんじゃないかな。
なぜならば、バッチリメイクして着飾っていたらお会いしたときに「写真と全然違う!」ってなるでしょう?マイナスからプラスのギャップは良いのですが、プラスからマイナスは………ということでカメラマンさんにも「メイクしなくていいの?」と言われましたがそのまま強行突破しました(笑)。
メイク姿もスッピン姿も元は同じ人間なのでそう変わらないのが一番いいんじゃないかな〜って思うんです。私の場合にはスッピンになると童顔がさらに童顔になるくらいです。あとは黒目がさらに黒くなるくらいかな(アイラインやマスカラをつけないのでより強調されるというわけです。笑)。
ここまでの話でも想像つくかと思いますが、私のような童顔な人というのはどんなにメイク映えする人であっても(ちなみに私もメイク映えします!)それに見合ったファッションを常にしていない限り、全体のバランスをとることは出来ません。
お客様のご意見の通り街中の女性を見ていると、やはりみなさんメイクにだけ力を入れている方が多いな〜って思います。顔だけがバッチリ決まっているんですよね。
でもこれだと違和感を感じさせてしまいます。
メイクを学ぶと同時にお洒落もレベルアップしていかないと、どうしても顔だけが浮いてしまうんですね。
たとえば別の例でお話してみましょう。
ピカピカの新築のお部屋に色褪せたカーテンをかけたらどうでしょうか?一方、レトロなアンティーク調のお部屋に同じカーテンをかけたら?
女性にとってメイクというのは必要不可欠な存在です。悲しいことに何もしなくてもハリや艶のある20代の頃は永遠にキープは出来ません。
だからこそお肌のケアは大事なんですよね。アラフォーになった時が分かれ道ですから。先輩としてアドバイスです。笑
「あ〜あの時もっと大事にしておけば良かった〜」
とならないように(特に顔は気をつけて。身体も出来たらいいですが、私は美白よりもその場を楽しみたかったので身体についてはほったらかしでした。なので言える資格がありません………笑)日々のケアを大切にするといいかもしれませんね。
でも日焼け防止に夢中になって自然を楽しめないのは人間として誕生してきている以上実にもったいないことだと思いますので、ほどほどでいいと思いますよ。(^-^)
何でも美白美白では、自分が良くても周囲の人が寂しく感じてしまいますからね〜。
何事もほどほどが一番です。^^
この歳になっても、やっぱり夏は、ほんのり黒くなった肌がいいな〜って思うもの。真っ白なTシャツが映えるものね!
さて、基礎化粧についてはその人の気合にお任せするとして、上にのせていく細かいメイクですが、こちらについてはまずは自分の顔のパーツをよく研究するといいと思います。
目は細いのか丸いのかとか、おでこは広いのか広くないのかとか、口と目とだったらどちらがインパクトあるか…などなど見るところはいっぱいです。
みなさん意外とさらっとしか見てないんですよね。
自分の顔をしっかり見ていくと、自然と自分に合ったメイク方法が生まれてくるはすです。
濃くすればいいってわけではないんですよ。むしろ薄くすることで綺麗さが増してくる方も大勢いますから……。
ファンデーション選びも気をつけてください。
みなさんアイメイクは気合入るみたいですが、ファンデーションは手を抜いていますよね。化粧の基本は土台ですよ。土台。。
アイメイクなんかは時間があったときにやればいいんです。それよりもまず土台作りをしっかりさせましょう。
どんなに面倒くさがりやさんでも、ファンデーションくらいは塗れますものね!
ファンデーションは今本当にいろんなのが出ていますよね。色もいろいろです。ピンク系の強いメーカーもあれば、オークル系の品揃えが多いところもあります。こうしたことも時間を見つけて研究してみるといいですよ。
ちなみに私は血管が見えるくらい肌が薄いため、ファンデーションはカバー力重視ではなく、薄ずきでナチュラルに見せてくれるものをチョイスして使っています。なのでファンデーションを塗っていてもほとんどスッピンに見えるというわけです。
パーツメイクについては目元をメインにしています。なぜなら口が世界選手権に出れるくらいに小さいので(笑)。
また、ここ何年もアイメイクについてはほとんど同じです。もちろんトレンドカラーをチョイスすることもありますが、基本は同じです。
今のメイクに落ち着くまで結構時間かかりましたね。アイライン、マスカラ、アイシャドウ。どれをどのくらいつけるのがいいのか、どの場所にどう入れるのがいいのかなど色々と考えてみました。
でもなんだかんだ言っても、やっぱりノーメイク、素の自分が一番です。
一日の仕事が終わってメイクを綺麗サッパリ落としたときの自分の顔が一番愛らしくて好きです(昔は大嫌いでしたが…笑)。
「あ〜童顔だな〜」って毎日思いますが、これも運命なので良しとして、今はこの顔とも仲良くお付き合いしています。
ということで、童顔の人は、とにかく厚化粧は要注意です。
むしろナチュラルメイクを研究されると良いと思います。そのためにも自分にあった色を知ることは絶対かも。ピンクの似あう人がオレンジをつけていたら、もうそれだけで大変なことになるのが童顔さんです。
童顔に頭を抱えている方は、まずは自分に最も馴染む色をしっかり調べて、それからメイクの腕を上げていかれると良いと思います。
若作りしていると言われないようにしっかりバランスをとっていきましょう。
メイクとファッションそしてヘアスタイル。
女性はもう考えることがいっぱいだね!
男性諸君。こうした女子ゴコロをどうか温かく見守ってあげてくださいね〜
大好きな人のためにアレコレ考えているわけですよ。常日頃から。。
でも大人になるとスッピンを見せられる人ってそういないでしょうから、彼女の素を見れている人は本当にラッキーです。ある意味素を見せられるというのは、心底信頼している証、愛している証と言えるかもしれません。
それくらい女性にとっては繊細な部分だったりするのです。
メイクの雑誌が売れるのもわかる気がします。。。
23日発売のSPRING10月号(宝島社)でもちょこっとメイクカラーについてコメントさせて頂きましたが、女性にとってメイクというのは、離れたくても離れられない、どこか腐れ縁のような存在なのかもしれませんね。
ちなみにたま〜に驚くほどシャープなメイクをしてパーティに参加することがあります。その時はファッションもヘアスタイルもクールに決めて出かけます。
宮崎あおいちゃんが出ている数々のCMを比較してみるとわかると思いますが、いつもと違うメイクにするとちょっとドキっとしていいのかも。。
普段使いとスペシャル使いがあるというのも、なんかいいですよね!
この秋は是非、自分のもっとも馴染むメイクを普段用お出かけ用とで考えてみてはいかがでしょうか?


nanae

4 Comments

  1. なるほど~、大変興味深く読ませて頂きました!
    メイクを薄くすることでより綺麗さがアップすることもあるんですね。
    確かに男性は案外すっぴんが好きっておっしゃる方、多いです。
    要は土台!って言葉に納得しました。
    基本は大事なのは、メイクやファッションも一緒なんですね★
    七江先生が童顔で悩んでいらっしゃった気持ちすごく共感しました。
    ただ、私は逆で「より年上に見られる」ことがずっとコンプレックスです。。
    初対面の方に「落ち着いている」と必ず言われるんです~。
    ビジネスではとても有利なのですが・・。
    自分のパーツを良くみてみようかしら・・・。
    目立つパーツを強調したら良いのでしょうか??
    大人顔の方へのアドバイスがございましたら、是非教えてください★

  2. >kimikoさん
    コメントありがとうございます!
    kimikoさんは私と逆なんですね。おかしいね、コンプレックスって。
    でも今はこの童顔を愛らいまで思えるようになったので、kimikoさんもきっといい解決法が見つかると思いますよ!
    大人顔と言ってもいろんな方がいらっしゃるのでなんとも言えませんが、強いて言うのであれば、メイクというより服装に注意することかな。
    どんなに好みであっても、大人顔が浮いてしまうような子供っぽいイメージに仕上げないことが大切です。
    「顔とファッションは程良く馴染ませる」
    これが私の格言です。笑
    是非色々一人ファッションショーをしてみてくださいね!

  3. 七江先生、素敵です★
    コメントのお返事ありがとうございます。
    今まで、年相応に見せようと焦って子供っぽい洋服や色使いばかり選んでいました。
    そして結局、着ない服たちがどんどん増えていき・・・。汗
    「顔とファッションは程良く馴染ませる」
    思わず格言を手帳に書いちゃいました!!
    一人ファッションショー楽しめそうです★

  4. >kimikoさん
    先日はステキなお便りをありがとうございました。嬉しかったです。ありがとうございます。
    顔とファッションは程良く馴染ませる、なかなかいいでしょう?笑
    是非鏡の前に立ったときには呪文のように唱えてみてくださいね!
    次回のコンサルでお会いできることを楽しみにしています。
    これからも宜しくお願い致します。

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