今日は白のお話し。
白って実は黒以上に緊張感を与える色だったりします。
病院でお医者さまが着ている白衣を見るだけでドキっとしてしまうことってありませんか?
一層のこと水色やピンクといった違う色にしてくれたらもっとリラックスできるのに……こんな風にふと思ったこともありましたがこれはこれでちょっと違うんですよね。
私たちは病院を訪れるには色んな理由があると思います。ですが抱いている気持ちというのはみな一緒なのではないでしょうか。
今抱えている怪我や病気を医者というプロに治してもらいたい!
ただただこの強い想いに背中を押されているのだと思います。
もちろんその時の状態にもよるとは思いますが少なくとも”癒やし”を求めて先生に会いに行くわけではありません(中には憧れの先生に会いたいがために病院に通っているという人もいるかもしれませんが。笑)。
となるとお医者さまには常にプロとしての強さと誠実さを見せてもらえると安心して身を委ねることができます。
真っ白の白衣というのはこうしたプロフェッショナルな効果をぐっと高めてくれます。
スッとした白で凛とした姿を見せてくれるだけで患者側としてもよりシャキっとした気持ちになり先生の話に耳を傾けます。
同じ白でもアイボリーのような温かみのある雰囲気は残念ながら純白からは生まれません。
ですが白には白だけに込められた特別な効果があることは間違いありません。緊張感から漂う特別な魅力というものが。
これは白衣だけに言えることではありません。
普段の生活でもこの白の魅力に心を動かされていることがあります。
白シャツや白Tシャツ+デニムという何でもないスタイルが妙に輝いて見えたことってありませんか?
これはピンクや黄色といった別の色では感じることができません。純粋で真っ直ぐで誠実な白、いえ真っ白だからこそ生まれてくる感情なのです。
白には白だけの特別な想いとそこから生まれる特別な魅力がある。
このことを記憶の片隅にでもおいていただけたら嬉しいです。