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モーブ~色の表現について~

涼しげで淡く、グレイッシュな色みがお似合いのSUMMERタイプ。中でもこのタイプの人におすすめしたいのは“モーブ”というちょっぴりセクシーな色。
モーブはもともと「紫色」の顔料(染料)の名前。「紫色」といっても色んな色がありますが、このモーブという色は“薄い青みがかった紫色”をしています。ラベンダーがエレガントな紫色だとしたら、モーブはちょっぴりエレガントさにクール&セクシーなイメージが加わった色といえます。
私の実家の庭には、毎年このモーブ色をした薔薇が、数本だけ咲きます。他の薔薇よりも気品があり、香りも強いこの薔薇は、女性らしさの中にも芯のある凛とした雰囲気を醸し出しています。たった数本しか咲かないのに、なんとも言えない存在感には毎年驚かされます。
ちなみ私が伝えようとしているモーブ色の薔薇とは、下記サイトが一番近いかな。
(http://www.imagine.co.jp/bestworks.asp?id=2735)
さて、先ほど記載しました「青みかがった」という表現は、色を伝えるときによく使われる言葉で、紫だけでなくピンクや緑、他にも色んな色にも用いられます。
例えば「ピンク色」について見てみたいと思います。
次の2つの色を見てみてください。
             A. ■■■■
             B. ■■■■
AもBもどちらもピンクですよね。でも良く見るとAは青みが強く感じる色をしていてピンクなのに青みがかった色をしています。ちょっぴり涼しげなイメージがありますよね。
またBは、Aが青みがかった色をしているのに対し、少し黄色みがかった色をしています。Aの涼しげな感じはなく、どちらかというと温かみのある感じを受けるかと思います。
それではもう1つ、緑色も見てみたいと思います。
ピンク色と同じように考えてみてください。
 
             A. ■■■■
             B. ■■■■
AはBに比べると少し青みがかった色をしていますよね?それに対しBは、青みがかったというより黄色みがかった温かみのある色をしているのがわかりますでしょうか?
(モニターによって色の再現は多少違って見えます。ここで取り上げた色は一例ですので、細かい色をお知りになりたい方は色の文献や色票をご覧ください。)
今日は色の表現についてお話ししましたが、似合う色と呼ばれるパーソナルカラーを判断する際には、この「色み」というものが大きく関わってきます。肌や髪、瞳といった個人の持ち合わせる色素と、顔の周りにくる色の特徴とがどのような関わりをしているかをコンサルタントが総合して診ていきます。
つまり、今日のブログのテーマにも取り上げた“モーブ”という色も、似合う人もいればそうでない人もいるということになります。
よく
「私は赤は似合うけれど青は似合わない」とか
「絶対ピンクは似合わないのと思う」とか
皆さんそれぞれが色に対して色んな思いをもっていることが多いのですが、これまでの説明からもわかるように、人には似合う赤もあれば似合う青もピンクもあるということになります。
皆さんも是非一度、ご自宅のクローゼットの中にある洋服の色みを全~部チェックしてみてはいかがですか?青みがかった色と、黄色みがかった色と、いったい皆さんはどちらの色みが多いのか。こうすることでまずは自分の“好きな色”の傾向がわかってきます。
但し、好きな色と似合う色は必ずしも一緒とは限らないのでご注意を♪
パーソナルカラーを知って身につけると、周囲の人からのイメージアップにつながるのは勿論のこと、自身の仕事に対するモチベーションアップにもつながります。
女性の方だけでなく、男性の方もこれからはイメージ戦略も企業戦略の1つとして考えていかれるとよいかと思います。