七江亜紀の色への想い

「色」を仕事にしてかれこれ20年になります。 色と出会い、ファッションと出会い、何気ないライフスタイルを、 1つ1つ真剣に丁寧に向き合うようにしてきました。こうすることで色んな “トレンド”に気づくようになります。ファッションのことはもちろん、 音楽のこと、香りのこと、経済のこと、政治のこと、環境のこと等、「色」を 軸に世の中の動きを体感し考えるようになってきました。

色というのは、私たちが思っている以上にとても奥が深く、 ただ一言で説明することなど到底出来ません。

私、七江亜紀が考える色は、赤、青、黄色といった色幅のことだけではありません。似合う色や好きな色を知ればそれで良いということでもありません。 外見の色(人であれば肌や髪の色や洋服の色、商品であればパッケージの色、会社であればコーポレートカラーなど)、内面の色(人であれば性格を表す色、物であれば商品そのものの色、会社であれば社風の色など)、好きな色嫌いな色、憧れの色、目指す色、雰囲気を総称するイメージ色(人の色、企業の色、家族の色、チームの色)など、挙げ出したらきりがありません。

「色」は目で見えるだけではありません。香りから想像できる色、 音から連想できる色、手触りから感じる色、味から浮かぶ色など、私達は、 視覚はもちろん視覚以外の感覚からも沢山のメッセージを受けながら 「色」というものを判断しているのです。視覚だけに頼らず五感全てを使って 感じていく。これこそが正しい「色」の捉え方なのです。

色彩学は心理学の1つです。だからこそ簡単に理解できるものではありません。 人間の心はとても複雑です。ちょっとしたことで晴れたり曇ったり、

まるで毎日の空模様のようです。

見ているだけでウキウキする色には必ず何らかの意味があり、 心が躍る理由もちゃんと存在します。どんより気分がふさぐ時に 手に取る色にもワケがあります。

こうしたことをしっかり理解した上で、 色を選んだり仕事に取り組めたら楽しいですよね。

今後の自分の将来を、今後の会社の将来を、より充実させるための足固め、 ブレないための土台作りを「色」でお手伝い致します。

1人でも多くの方々に、自分と「色」との関係、会社と「色」との関係、「色」そのものの正しいあり方というものを、正しく理解し共感して下さる方が増え、個人がより輝き、社会が、日本が、そして世界が、より魅力的な 存在になっていくことを願っています。

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