先日高速道路で大変悲しい事故が起きてしまいました。急カーブに下り坂。ちまたでは”魔のカーブ”と言われていたとか。事故のあった日は雨も降っていたため、道も滑りやすい状態。それにしても21台のトラックや乗用車の次々と追突している映像は何度見ても胸が苦しくなります。皆さんも運転にはくれぐれも気をつけてくださいね。私も気をつけます。
さて今日は高速道路にまつわる色のお話を1つしたいと思います。
車を運転する人も、いつだって助手席が私の特等席♪というひとも、一度は高速道路を走っていると緑色の地に白い文字で表示されている標識を見かけたことがありますよね?料金所の案内だったり、走行場所の案内だったり・・・。それにしてもこの標識、どうして緑地に白文字なんでしょうか?真剣に考えてみたことありますか?赤地に黒文字だったり、白地に金文字(これはさすがにないか・・・)では何故いけないのでしょうか?
実はこの色の配色、ちゃんと意味があるんですね。
書かれている文字や図柄を、運転している人に即座に読み取ってもらうために”読み取りやすい色”を追求した結果なんです。文字の色は地の色とどう組み合わせるかによって見え方が大きく変わってきます。緑や青といったバックの色に白い文字という組み合わせは、読みやすい配色の1つとされています。つまり見えやすさを決める要因の1つに”色”が関係しているわけです。
走りながら一瞬にして行き先が読み取れるよう、道路標識にはこの読みやすい組合せの色が使われているというわけです。特に高速道路は平均時速が80キロとスピードが出ているので、見やすい標識でないと運転手の一瞬の判断が遅れ、取り返しのつかないような大事故を引き起こすことになり兼ねません。
今日は交通標識の色の話を取り上げましたが、色の性質を上手に活用しているものは、実は他にもたくさんあるんですよ。少しずつ身近な色のお話をしていきたいと思います。お楽しみに☆