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秋の装いに取り入れるパーソナルカラーセミナー

・・・を土曜日に都内で行ってきました(詳しくはこちらをご参照ください)。
まず一言。このいや~な顔つきのプロフィール写真。
いつもみんなに評判の悪いものを載せてしまいました(笑)。
今のHP写真が間に合わなくて結局この写真になってしまったのが、唯一心残りです。三松さん、すみません。。。
さて先日のセミナーは少人数でアットホームな時間となりました。
参加者のほとんどの方がカラーの知識がおありで、通常よりもスムーズにセミナーが進むことができました。
似合う色がわかると、皆さんの顔つきは”嬉しい!”という方もいれば、”そうなの?信じられない”、”ふう。やっぱりそっか・・・”といった方も多く見受けられました。
私は似合う色って、ただ若々しく見えたり、綺麗に見えたりする色けだとは思っていません。どちらかというと、自分らしくいられる色、つまり自然体でいてかつ綺麗な自分になれる色だと思っています。(詳細についてはまた書きますね!)
これからも色んな方に色んな意味で”色”の奥深さを伝えていくことが出来たら幸いです。
是非次回は皆さんの会社でセミナーをしたいものです。^^
その際には庶民的な素朴な私をご披露いたします。お楽しみに。
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ブランドカラー

女性はどうしてブランド物が好きなんだろう・・・って考えてみたことありますか?勿論中には嫌いな人もいるとは思いますが、でももらって嫌な人はあまりいませんよね。これってどうしてなのでしょうか?
もし突然、大好きな人から素敵なラッピングがされたブランド物を贈られたとしたら、あなたはどう思いますか?それが例え欲しいものでなかったとしても、贈られた瞬間くらいはきっと、”え?いいの?”と目をハートマークにし、キラキラと輝かせてどこからどう見ても彼にうっとり?といった顔になったりしてしまうのではないでしょうか?
私は学生の頃、好きな人からとあるプレゼントを贈られたことがあります。それは繊細で女性らしいアクセサリーの代表でもある”ティファニー”のネックレスでした。まだ10代だった私には恐れ多いプレゼントだったな、っと今振り返ってみると思います。(でも最近の女子高生はシャネルとか、プラダとか、もっとすごいね。笑)
そのティファニーのネックレス。私は頂いた瞬間、ものすごくふわ~っとした気持ちになったのを今でも覚えています。でもそれは、中身に惚れたのではなく、淡いブルーの箱に真っ白のリボンがかけられた、”ティファニーのギフトラッピング”にただただ、うっとりしていたのです。
なんとも甘い色をした独特のブルーのパッケージは、まさにティファニーのブランドカラーと言えます。
ティファニーの始まりは19世紀前半にアメリカニューヨークで二人の人物、チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングが始めた、”Tiffanny & Young”というファンシーショップ(開店当初は文房具や骨董品を扱っていたそうです)がきっかけだったそうです。そしてその当時からずっと変わらず使われてきたのが、この淡い優しい色をした”ブルー”という色だったのです。
今では日本でも知名度の高い”ティファニー”ですが、いまだに昔から変わらずブランドイメージを統一してきているのには、やはりこの”ティファニーブルー”の色の存在が大きいといっても過言ではありません。
ティファニーブルーは、清潔感のある色として消費者に好印象を与えると同時に、晴天に下に広がる青い海のイメージや雲1つない澄み切った空のイメージとして私たちに親しみを与えてくれます。そしていつのまにかティファニーは、いくつになっても、私たちの憧れの存在として心の中にあり続けるのではないでしょうか。
空や海はたとえ言葉や宗教が異なる国であっても、どこまでも続いていきます。アメリカだけにとどまらない、世界的ブランド”ティファニー”は、世界中の女性たちに、夢を与えてくれて、そして優しさを運んでくれる、そんな夢のあるブランドのように思えます。
そうですね、私の中のティファニーは、懐かしくて、そして時々口にしたくなる、まろやかでふわっとした食感を持つ甘い甘い「マシュマロ」かな。
ティファニーだけでなく、1つのブランドが長い歴史を刻んでこれるのは、ブランド名だけでなく、こういった”ブランドカラー”の存在というのも欠かせないのです。そしてまた、”ブランド”というのは、目に見えない温かいハートが感じられるからこそ、世の女性たちはその神秘さに包まれたくなるのかもしれません。
それにしても女性は、いつまでたっても綺麗なものに目を輝かせていたいものですよね。そして自分自身も、キラキラと輝き続けていたものです。
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芸術

本日より、上野の東京都美術館で「大エルミタージュ美術館展」が始まりました。モネ、ルノアール、ピカソと世界的に名高い巨匠たちの名画が飾られており、行く前からかなり楽しみです。
さて、よくこの仕事をしていると次のような質問がきます。
「七江さんはさぞかし絵が上手いんでしょうね。」と。
どうやら絵の具やら色鉛筆を使って仕事をしているためか、このような問いかけが多いみたいです。では実際のところどうなの?てことですよね。
大きな声ではいえませんが、美術はよくても4。大抵3でしたね。まあ一般に言う、「まあまあ」「普通」「できた」といった人でした(笑)。
特に色をつけるのが大の苦手。おかしいでしょう?
デッサンまでは先生にそこそこ褒められていたような気もしますが、色をつけた途端に「あれ?、さっきの褒め言葉は何処へ?・・・」といった流れです。毎回(笑)。
今でも忘れられないのは、小学生の時。
大きな画板をもって、構内で一人一人が校舎の絵を描くというもの。皆さんもご経験ありませんか?
おてんばだった私は張り切って外にでて、お気に入りの場所を確保。いざ鉛筆で下書きをはじめました。出来上ったものは自分でいうのもなんでしたが、まんざらでもありませんでした。でも浮かれていたのも束の間。
いよいよ色をつける段階に。
桜の木に、緑の葉、青い空に大地の茶色。自分なりに色をセレクトし、デッサンの上に色付け始めました。そして半分以上が色で埋めつくされた頃、自分の目の前にある幼い子供が描いた絵画は、当初のいけてた?面影はなく、ただの落書きに・・・。周囲にいた友達にも「下手くそ~」とからかわれ、それ以来絵を描くのはあまり好きではなくなりました(笑)。
でも決して絵を描いたり、色をぬったりすることが嫌いなわけではなかった私は、どうしたらいいんだろう・・・と幼いながらに考えていたのを覚えています。それからの私は、塗り絵にはまり、また絵の具のような繊細さとは正反対の切り絵で自分を表現したりするようになっていきました。勿論授業ではそんなものは存在しないので、自由作品のときなどは妙に張り切っていたような。
世界が認める芸術作品というのは、どれ1つとして同じものなどありません。綺麗に1つ1つ丁寧に描かれているものもあれば、まるで落書き?といったように乱雑に筆を振り回しているものも少なくはありません。大人になってようやく、芸術というものが何なのか?ということがわかるようになってきました。
小学生の頃の私は”芸術”というものを算数や国語と同じように、きちんと線を描き、正確に色を塗る、つまり答えが必ずある、といった見方をどこかでしていたように思います。でも本当は答えなんてないんですよね。
絵を描いたり、色を塗ったり、他にも詩を書いたり、楽器を奏でたりすることというのは自分だけにしかわからない”天性”みたいなものが隠されている、貴重な宝箱”パンドラの箱?”なのかもしれません。
それを開くか開かないかは、運もあり、環境もあるかと思います。
でも決して”開かない”、”鍵がかかったまま”ということはないと私は思います。まだ開いていないとしたら、鍵のありかを知らないか、もしくは鍵を差し込む勇気がないかのどちらかではないでしょうか。
私はお客様に色を塗ってもらって頂き、その方の現在の心理状況などを分析していくカラーセラピーを行っておりますが、不思議ですね。誰一人として、同じものなど生まれてきません。5人の方に「りんごの絵に色を塗ってください」と課題をだしても、5枚の全く違う色をしたりんごの絵が生まれてきます。
皆さんの中にも、どうしても昔から芸術系が苦手という方がいらっしゃいましたら、どうか宝箱の鍵を探してみてください。そして自信をもってください。
現在フジテレビで放映されている”のだめカンタービレ”というドラマがありますが、これを見ているとものすごくうなずけるものがあります。皆さんも一度見てみてください。主人公役の上野樹里さんのファッションもなかなか個性的で配色の勉強になりますよ。^^
モネからのだめまで話は広がってしまいましたが、日々色んな方と出会い、話を交わしていくと人間というのは、本当に不思議な生き物であり、どんなきらびやかなダイヤモンドよりも美しく、魅力的なものだなと思い知らされます。
皆さんも是非”食欲の秋”もいいですが、”芸術の秋”を満喫してみたはいかがでしょうか?(前者も捨てがたい、いや捨てられないよね。)
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色わけされたディスプレイ

最近こ洒落た雑貨屋をよく目にします。またそのジャンルは幅広く、アジア雑貨の店や輸入雑貨の店など様々。
中でもつい心が奪われてしまうのが、色で綺麗に陳列されたお店。これらの店は商品自体は食品だったり、生活用品だったり、勿論形だって素材だっていろいろですが、どれをとっても「色」だけが同じ系統でまとめられています。
皆さんがよくご存知な所を取り上げてみれば、香りの豊富な”Body Shop”だったり、珍しい色の花も見つけられるお洒落な花屋”Aoyama Flower Market”とか、生活雑貨を中心に扱う”Franc Franc”なんかがそうですね。最近では”百円ショップ”でもこの方法を取り入れているところもあります。勿論全ての商品が色ごとにわかれているわけではありませんが、カテゴリー単位でみると、バラバラな商品が綺麗に色わけされているのです。
このように同じ色だったり、同じような色みをしているものを一言で言うと「同系でまとめる」でしょうか。また3色以上の色をある一定の法則のものとに、徐々に変化させていく見せ方のことは「グラデーション」と呼びます。どちらも身近なところで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
更に後者のグラデーションは大きく分けて3つの方法があります。1つは同系の色で明るさを変えて変化させていく方法、2つ目は色の鮮やかさを変化させながら表現させていく方法、そして3つ目はいろんな色を似たような色みから段階的に変化させていく方法です。
どの方法も見ているとある一定のリズムが感じられ、私たちはそのリズムに自然と惹きつけられてしまいます。さらに、用いる色数が増えれば増えるほど、また面積が大きくなればなるほど、見ている側に動きを感じさせ、なんだかワクワクした気持ちを植えつけられるのです。つまり私たちは色の配色だけで購買意欲をかきたてられている可能性があるということになります。
皆さんもこれまで普通に見て、手にして、よしOK!と購入していた時も、もしかすると購入までの過程になんらかの「色のトリック」にかかっていたかもしれません。
もしお店を経営する方で、どうも客足が伸びないなと悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非ディスプレイ方法に”色ワザ”を加えてみてはいかがでしょうか?きっと色の不思議な力が、お客様のハートに矢を射止めてくれると思います。
ちなみに先日足を運んだアウトレットでも、とあるお店では膨大な洋服を見事に色わけしてありました。お陰で得意の買い物術が更にスピードアップされ、大満足の一日となりました。
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感性に答えはない!

昨日、私の新しいレッスンが都内でスタートしました。
その名も”色ワザを磨く、配色ステップアップレッスン”。
今回の生徒さんは皆さん以前私のパーソナルカラーレッスンを受けてくださっている方ばかり。予想以上に応募があり、抽選という結果に。今回残念ながら応募からはずれてしまった方も、都合が合わず参加することができなかった方も、是非また開講する際にはいらしていただければと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
さて一回目のレッスンを終えて感想をちょこっと。
え~と、晴天で何より!(笑)以上。
というのも私は80%の降水確率をもつかなりの雨女。特にカラーレッスンのときに雨を降らせてしまう傾向があるのです。なので生徒さんからは「先生、お願いですから、雨賊を連れてこないでください・・・。」と毎回忠告されてしまいます。
そんな雨と切ってもきれない私ですが、今回は無事晴天でのスタートを切ることができました。なのでかなり嬉しい!!!きっと初めてこのブログを読んでいる方は、「この人、天気ごときで何喜んでるの?」とお思いでしょう。でも、私の晴天確率はかなり低い!ので、レッスン日のお天気日和にはどうしても喜びを隠せないという訳です。
そんな夜空に星が見えた日のレッスンには18名の生徒さんが集まってくださいました。半年ぶりに会う方もいれば、つい先日カラー診断にきてくださった方もいたりして、皆さんにお会いするのを心待ちしておりました。会うたびに磨きがかかり私も大変刺激をうけます。
当初「お洒落なんて絶対無理!」なんて宣言していた方も、今ではすっかりファッションリーダーといった感じです。本当に嬉しい限りです。
昨日は初日でしたので簡単な配色の基本をお話し、その後はすぐにグループワークに取り掛かってもらいました。皆さん無邪気にカラードレープ(色の布のことをいいます)をこうでもない、ああでもない、と組み合わせていました。
青という色には必ず紫を合わせる人もいれば、緑や族色を合わせる人もいます。また決まって白や黒といった定番カラーを組み合わせる人も少なくはありません。またオレンジというとすぐにグリーン系を組み合わせる人もいれば、紫や紺といった色をもってくる人もいました。
このように色と色との組み合わせは、たとえ同じ色でも作る人によって幾通りもの組み合わせができてしまうのです。これはその人の生まれ育った環境や、色に対する嗜好、その人自身の性格や健康状態など、あらゆる要素が影響してきます。どれが正解でどれが不正解なんてないんです。でも誰もが共通する心地よい配色というのは自然と生まれてくるんですよね。不思議です。
人の感性というのは、いったいどこから生まれてくるのでしょうか?
よく、「私は全然センスがないので、お洒落なんて無理。センスのある人は生まれつきだから・・・。」なんてセリフを耳にします。でも本当に生まれもったセンスだけが関係あるのでしょうか?
空が綺麗だな、この花良い匂いだな、この曲なんて素敵な音色なんだろう、この味まろやかで絶品!、この手触りまるでシルクのよう・・・、といったように人間は五感をフルに使って日々を生きています。でもただ毎日を、仕事をして、食事をして、テレビを見て、寝るといった生活でダラダラと過ごしてしまっている人は、折角持ち合わせている”五感”というものが、鈍ってしまいます。
では頻繁に雑誌を見たり、憧れのモデルさんや芸能人の真似をしていればそれで良いのか?残念ながらこれはもっとNGです。センスというのは、ただ見たり、真似すれば身につくものではありません。雑誌に目を通すことひとつにしても、モデルさんの洋服だけに目を向けるのではなく、モデルさんが立っている背景はどうなっているのか?、この化粧品の広告の色、これってどうなの?といったように、紙面の色んな所にアンテナを張りながら見ていくことが大事なのです。
ただ塾に行けば偏差値があがるなんてことがないように、自分なりに考えたり悩んだりすることで初めて1つの可能性が生まれてくるのではないかと私は考えます。
スカートが欲しいからといってスカートだけを見にいくのではなく、欲しいスカートにあうトップスを考え、それに合うベルトやアクセサリーも想像して初めて欲しいスカートがどういう形で、どういった生地なのかが決まるのです。
皆さん本を選ぶとき、大抵何か目的を持ってタイトルを決めますよね?洋服や小物選びも同じなんです。これを得ることでどういった素敵なことが待っているのか・・・、そんなちょっとした考え方が案外役に立つものなのです。
つまり感性というのは、一人一人全く同じものなど存在しないのです。十人十色というわけです。今回レッスンを受けてくださっている生徒さんには、残りのレッスンで、自分の持ち合せる感性を磨くことに加えて、自分にはない”人の感性”というものにも素直に目をむけ、それを何かしら感じ取っていただきたいと思っています。
私のレッスンは脳内ドリルよりも強烈ですよ(笑)。
これからも皆さんの可能性を、出来る限り引き出していくお手伝いをしていきたいと思っています。
さ~て皆さん、宿題がんばってね(笑)!
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