タイトル通り、完成まであと一歩となりました!
帯の色やデザインの校正も終わっていよいよ入稿です。あとは本となって出来上がってくるのを待つのみとなりました。
今回の本は、
初の新書、初の男性向け、初のビジネス本、そして何よりタイトルに初めて色名が入ります。しかも新書なのでオールモノクロです。色の本なのに文字のみです。
前回の文庫「色が教えてくれること(だいわ文庫)」は全て文字ではありましたが付録に色がついていました。ですが今回の新書は全くもって色なし……唯一色がついているのが帯でした。
原稿を書き始めた頃から、帯の色やイメージを描きつつ、編集者さんと相談。タイトル名にオレンジ色が入るわけですから、オレンジの色選びにはこだわります。ただ、新書ということもあって何度も帯を色校に出せるわけではありません。一発勝負です。
あがってきた帯のサンプルをみると、自分が想像していた色より若干異なっていました。色そのものはオレンジ色としてとても良い色でしたが、これではただ目立つだけになってしまう。今回読んでもらいたい人たちは特にアラサー以上のビジネスマン(ビジネスウーマン)です。
もともとど真ん中の庶民的なオレンジの色よりも、ちょっと高級で落ち着きのあるオレンジにしたいと考えていました。でもあがってきたのはど真ん中の色。出版社さんの間では既にこれでOKとなっていたのですが、私の中ではモヤモヤが……。
修正かけるにも、もう時間がないので細かい色の変更はできません。もし赤は%青は%といった具合に細かく指定しまうと、イメージしていたものとさらに異なってしまう可能性があります。ですので最後はDICカラーで指定です。もちろんこのDICカラーでさえも、印刷所によっては見本より少しズレてしまうことがあります。なのでドキドキではありましたが、最後の最後まで自然光の下で見たり、蛍光灯、白熱灯、LEDの下など色んな場所で見て、色をチェンジしました。赤の分量はそのままで、緑と青の分量を若干減らした大人のオレンジ色にチェンジです。
人参やユースキンの蓋の色からエルメスの箱の色タリーズの色へ。
どちらの色になっても新書としてはなかった組み合せです。
本来は12月に発売予定でしたが、せっかくならと10月のハロウィンに並ぶように執筆時期を早めました。世の中がオレンジ色と黒のハロウィン模様になっている時、新刊のオレンジ本も本屋さんに並びます。
タイトルは「オレンジこそ最強の色である(マイナビ)」です。
どんな風に完成してくるか今からドキドキですが、みなさんが「色」で少しでも仕事がスムーズにいったり、人生が楽しくなれるようになれればと、実体験をいっぱい盛り込んでいます。楽しみにしていてください!
恐らく今月27日頃からじわじわと本屋さんに並ぶ予定です。また詳しい情報が分かり次第随時お知らせ致しますね!
今日もこれから色マーケティングで出かけます。
この秋冬の色のトレンドをとことんリサーチしてきたいと思ってます。