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スターバックスコーヒーのこと

先週のとある日、朝の打合せ終了後、その近くのスターバックスに入り、新企画の作成に力を注いでいました。
その日頼んだメニューは勿論「本日のコーヒー」。大のコーヒー好きの私としては、どんなに暑い夏でもブラックコーヒーは欠かせません。それとちょっとお腹もすいていたので、おやつに「パイナップルスコーン」を追加。このスコーン、軽く温めてもらった方が美味しいさが増すんですよね~。うん、いける!!!そして暫く厚くて濃いコーヒーを片手に、時々スウィーツを口にしながら仕事に集中。
ふと手を休め、腕時計を見ると2時間が経過。ま、まずい、またもや集中しすぎて嫌な客になってしまった、と思いながらも、気づくとまた下のカウンターでコーヒーのお代わりを注文している私。皆知っているようで知らないスタバの秘密が、スタバのコーヒー、カップを持っていくとどのサイズであってもお代わりは100円だっていうこと。是非皆さんも試してみてくださいね!
さて今日はこんな私のたわいもない一日の出来事からスターバックスの色彩計画についてお話してみたいなって思います。
いまや犬も歩けば棒、いや「スタバ」に当たる!というぐらいにあちこちに存在するアメリカのコーヒーショップ、「スターバックスコーヒー」。愛称は勿論スタバ!(以下スターバックスをスタバと省略させて頂きます)。
私の講義に出てくれた人は聞いたことがあるかもしれませんが、スタバが日本に初めて来た場所は銀座でした。(松屋デパートの裏のところね!)当時はよくこっそりと通いつめたものです。今では何店舗あるのだろう・・・というくらいに大きく広がってきたスタバですが、何故こんなにも大成功したのでしょうか。
ドトールよりかは高く、でもカフェよりかは安い。そんな微妙な料金設定に最初は驚きましたが、それが今ではものすごく普通に。でも一番驚いたのは、お手頃な金額で何でこんなにゆっくり寛げてしまうのだろう・・・ってこと。これがスタバの大成功の1つだったのでしょうね。
今では似たような店があちこちで登場していますが、当時はスタバでしか味わえない何かがあったように思います。それは皆さんもお気づきでしょうが、あのオレンジのダウンライトに自然界の色を思い浮かべさせるような深いグリーンやこげ茶の色使い。店内はまるで大自然の中にぽつっと浮かびあがってきた癒しの空間のようにも思えました。
カフェ=寛ぐ。これはまさにスタバから生まれてきたといっても過言ではないように思います。オレンジや黄色といった温かみのある色は私たち人間に大変心地よい効果を与えてくれます。またスタバのブランドカラーにもなっている深みのあるグリーンは草木の色を思い出させ、茶色のテーブルや椅子は大地を。都会のど真ん中にジャングルが出来たような、そんな場所のように感じました。
通常この暖色系の色は、マクドナルドやデニーズといったファーストフード、ファミリーレストランといった回転率で利益を上げる店内によく使われていました。先にも述べましたが、オレンジや黄色といった色空間は楽しい気分にさせてくれる色なのですが、あまり長時間いると疲れてきます。はじめはワイワイ楽しい気分でいられるのですが、暫くすると落ち着かなくなり、「そろそろ店出ようか!」といったことになるのです。
皆さんもそんな経験ありませんか?
スタバはこの暖色系の効果にプラス、グリーンの癒しの効果を加えることでお客様に短い時間の中で心地よい時間とサービスを提供することに大成功したのです。グリーンやブラウンの店内で癒され、そこでふと目に入るオレンジの光。これはまさしく色彩の効果を存分に発揮させた店の代表とも言えるのかもしれませんね。だからかな、スタバに似ている他店は、スタバほど長居をできないのは。グリーンの力に改めて実感させられます。
自宅の隅に観葉植物を置くのが体に良いというのも何だかわかるような気がしませんか?


nanae

2 Comments

  1. スターバックス

    スターバックススターバックスは世界規模で展開するコーヒーのチェーン店。

    日本では1996年8月2日、東京・銀座に第一号店をできる。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License…

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