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イタリア文化会館

グレーのオフィスビルが立ち並ぶ中、真っ赤な壁面をした“これはいったい???”と思わせる不思議なビルが東京に突如現れたのは数ヶ月前の話。初めてビルの姿を目にしたとき、かなり驚きを隠せませんでした。
皆さんもご存知だとは思いますが、この真っ赤なビルの正体、それは「イタリアの文化会館」。
この会館、有名なイタリアの建築家が設計したそうですが、かなり非難轟々という結果に・・・。それもそのはず、建物自体はどんなにお洒落な建築とはいえども、街の景観というものをあまり考慮していなかったのです。
f0035016_15144863.jpg 無彩色に近い穏やかな街並みに、イタリア人建築家による、格子のパターン+漆の赤色=日本のイメージを意識したというビルが出現しましたが、それは周囲の景観と調和がとれないものでありました。海外から見た日本というものをイメージしたのだとは思いますが、私にはそうは思えませんでした。
このビルに採用されている“赤”は、じっくり見ると漆の赤をイメージした意味もわからないではありませんが、千鳥が淵に程近い周囲の景観と合わせてみてみると、「どういった色の赤」ということよりも、「赤そのものの色」のイメージが強すぎてしまい、伝統のある日本の漆の赤とはどうやっても思えないです。
私には、色の特徴は違いますが、この赤い壁画のビルを見ていると、控えめな日本というよりかは、元気で明るいイタリア人のイメージを思い浮かべてしまうのです。また“赤”といえばイタリアの国旗の色にもある為か、いかにもイタリアらしいなというのが第一印象でした。ですが何を隠そうこの建物が建っている場所はイタリアではなく日本、しかもお堀の傍なんですよね・・・(笑)。
石原都知事もプンプン。わかります。私もプンプンです(怒)。
ちなみに日本の国旗もイタリアと同じく“赤”をイメージしやすいのですが、もしあちこちの建物に「国旗の色、赤」を取り入れていくとすればどうでしょうか?街並みは当然“真っ赤”に染まっていき、その影響で高血圧患者が溢れ出しそうですよね。
(赤という色は血圧を上げる色といわれています)。
またもし「国民性」を意識するならば真面目さをイメージさせる“青”でしょうか。これまた極端ですが、街は“真っ青”に染まってしまい、今度は貧血を訴えて担ぎ込まれる人が続出しそう・・・。
(青という色は血圧を下げる色といわれています)。
まあどちらも有り得ない話ですがね、いやあって困ります!!!(笑)
結局、話しに話し合った結果、グレーに(あ、イタリア文化会館の話ね!)塗り替えるそうです。でも折角ですから、中のドアやエレベーターなどに、赤色や緑色でイタリアらしさを取り入れても良いのかもしれませんね。
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nanae

3 Comments

  1. こんにちは。
    石原都知事のプンプンぶりはテレビで見ましたが,七江さんもプンプンでしたか。
    塗り替えもグレーとは何だかなぁ・・・という気もします。予算の都合もあるのでしょうが,ありがちな建物になってしまうんじゃないかと。これは出来てみないとわからないですね。
    お堀そばの建物というとグランドアーク半蔵門が浮かびます。
    最初見たときは高級マンションかと思いました。

  2. >kadさん
    グランドアーク半蔵門か・・・。
    確かにマンションぽいかも。
    景観を意識するって簡単なようで本当に難しいことなんですよね。kadさんのご自宅の辺りはどうですか?

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