先日久しぶりに一人でぼ~っとする時間をとることができました。
ずっと読みたかったダン・ブラウン著の「ダ・ヴィンチ・コード」上下巻を一気に読み終え、
また前々から気になっていたDVDも観ることができました。
DVDは何本か借りてきたのですが、その中でも一番良かったのはやっぱり「かもめ食堂」。脚本家の三谷幸喜さんの奥さんでもある女優の小林聡美さん主演の映画で、舞台は全て北欧フィンランド、私の大好きな国でのお話です(ムーミンのお話の国です)。
ストーリーはある日本女性がフィンランドにいき、”かもめ食堂”というおにぎりをメインとした食堂を開くというごくごく普通のお話なのですが、これがまた実に奥が深い。
人と人との繋がりだったり、自分軸のあり方など、色々と考えさせられました。
また最初から最後まで、どのシーンも見ても心が和むんですよね。
ほっとするんです。
小林聡美さんの雰囲気は勿論ですが、それより何より映像の「色」がとても素敵。
映画が始まった瞬間に、これはまさに私が求めていた色使いの映画だなと思いました。
とは言っても、いろんな色が使われているというのではなく、フィンランドの国のイメージにあった、素朴で、優しく、そして穏か~な色たち。そんな色たちこそが、この映画をより一層盛り上げているように感じてなりません。
自然に街並に溶け込んでいる北欧の色使いを上手に施した“かもめ食堂”は、何より私の理想の食堂であり、一目惚れでした。
私の北欧のイメージカラーといえば、ちょっぴりグレーがかったブルー。
ブルーグレーという優しい色。
パーソナルカラーで言うならば、Summerタイプのベースカラーともいえる色です。
とっても優しくてエレガントなこの色は、見ているだけで心が安らぎます。
かもめ食堂の壁は板がはってあるのですが、その色がまさにブルーグレーを少し明るくした色。日本ではなかなか見かけない色ですが、北欧ならではといった雰囲気が映像のあちらこちらから伝わってきます。
また食堂で使用される食器も色んなタイプの白い洋食器を使用しています。中には和食器も登場してます。映画の中ではこの和食器に、シナモンロールを入れているのですが、このシナモンロールの焼きたてのふんわり感と、手作りの和食器の温もりとが、なんとも言えない絶妙なハーモニーを醸し出しています。
ブラウン管を通して見ているだけで、その温もりに包まれてしまいそうな、そんな優しいさがじわ~っと伝わってくるのだから、驚きです。
そうそう、おにぎり用の海苔の入った缶は、赤いチェックだったのですが、どこに売っているんだろう・・・と思うような、とってもこじゃれた入れ物に入っているのにはさすが!と思いました。
この映画から感じられたことは沢山ありますが、やっぱり
「Color(色)」と「Material((素材))」とのコラボレーションの素晴らしさ。
これにつきます。
“かもめ食堂”は、色がファッションだけでなく、住居、料理、環境といった本当に幅広い影響をもたらしてくれるものだと改めて学ぶことができた最高の映画でした。
そして私の北欧好きをさらにバージョンアップさせてくれました。
「かもめ食堂」最高!!!
こんにちは。
黄色レバノンの会以来ですね。
私も大好きな映画です。『かもめ食堂』
何年か前に、私の理想の将来像を友人に話したら、
「それってかもめ食堂?」って言われ、早速見てみたのが
きっかけです。
絶対に一度フィンランドに行ってみたいです。
>ちびあやさん
ご無沙汰してます。
もう黄色の会から2週間もたつんですね。
なんだか昨日のことのようにあの時の映像が思い浮かびます。
さてさてやっぱりちびあやさんも好きでしたか・・・。
私もあれが理想です☆
あの映画の時の流れって、目に見えないのに見えるようなそんな不思議な力がありますよね。
余談ですが、小林さんは昔昔、料理家のアシスタントをしていたときにお会いしたことがあるのですが、本当にテレビのままの小林さんでした。
才能のある人って、どこにいても飾らず自分らしくいられる、そんな風格があるのかなって、その当時考えたことをふと思いだしました。